| こんにちは．晝間康明＠ひるま矯正歯科です．
私たちの活動を評価して頂き，大変嬉しく励みに感じます．
これからも，多くの患者さんの矯正歯医治療に対する悩みに対して真摯に回答していきます．
では，御質問にお答えします．
ガミースマイルの原因は，上顎の歯槽骨が上唇に対して長い事でスマイル時に歯肉が露出してしまう事です．
したがいまして，今回の治療方針の様に上顎骨を上方に移動することでスマイル時に歯肉が露出する量を減じる事で改善を計ります．
上唇の長さは変化しませんので鼻の下から上唇までの距離は外科矯正を行なったとしても変化しないでしょう．
しかし現在の鼻の下が長くなった原因は，骨格の改善を行なわずインプラントなどにより無理な角度で噛み合せをつくり，唇を引き伸ばして閉じるために鼻の下が長くなっているのではないかと文面から察します．
今回の治療方針では，上顎骨を上方に移動する事で下顎骨も上方に移動し，結果的に下顔面高と呼ぶ鼻の下からオトガイ（下顎骨先端部）までの距離は短くなる場合が多いです．したがって，下顔面高が短くなる事で鼻の下が引き伸ばされる事が無くなり，鼻の下の長さも改善されるので主治医は「気にしないでいい」と説明しているのではないかと予想します．
しかし，下顎骨を前方に移動する際，咬合平面が下方を向いている症例や前方移動量が大きい場合は下顔面高が大きくなる場合があるので，より下顔面高を小さくしたい場合は上顎の挙上量を大きくしたり，オトガイ形成術などで下顔面高を減じる必要があります．
御質問の内容を拝見する限り特に問題の無い方針と思われますので，安心して治療を受けられてよろしいかと思います．
しかし，少しでも治療上の不安を解消するためには主治医との対話が必要です．
事前に連絡をして時間を確保し，治療方針を確認し現状の不安を伝えておく事をお勧めします．
手術直前で不安でしょうが主治医を信頼してがんばって下さい．
手術の無事成功を祈念しております．
以上，取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい．
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顎変形症の手術について
/ くらげ (10/08/08(Sun) 11:48) #3790 
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