| こんにちは.晝間康明@ひるま矯正歯科です. 矯正治療中に不安を抱えているご様子を文面から感じます. 私たちの回答が不安を和らげるためにお役に立てば幸いです.
早速ですが,ご質問にお答えします.
Yさんの初診時の歯列の状態はどのようなものだったのでしょうか? 叢生(八重歯や乱杭歯)の歯列ではありませんでしたか? 叢生の歯列の場合は,非抜歯で歯を並べると前歯が唇側に傾斜するか犬歯付近が側方に拡大するかの歯列形態の変化により叢生が改善されます. この結果,症例によっては上唇の突出感や緊張感が初診時より強くなる事があります.しかし,症例によっては抜歯をしなくても外科手術の方法によって口唇の突出感を改善できる可能性もあります. Yさんの担当医は外科矯正を行う矯正歯科医ですから経験豊富な矯正歯科医と思われます.そのような矯正歯科医であれば上記のような変化については予測しているはずですので,抜歯をしない理由が存在するもしくは抜歯をしてもあまり変化しない症例なのかもしれません.また,治療方針を抜歯に変更した場合は術前矯正は1年近く延期されるため方針の変更を躊躇している可能性もあります.
大切なのはYさんが矯正治療を満足して終える事ですので治療方針についてきちんと話し合う必要があります. 多分通院されている医院は患者さんが多くて忙しい医院だと思いますので,事前に「今後の治療方針についてカウンセリングを受けたい」と伝えておき予約時間を確保して現在の不安や今後の予測を確認される事をお勧めします.もし,それでも十分な説明が受けられず不安がぬぐい去れないようであれば他院でのセカンドオピニオンや転医も可能ですが,医院を変わるのは何かと大変です. まずは主治医を信頼し,じっくりと話し合ってみて下さい.
取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい
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