| 晝間康明@ひるま矯正歯科です. 御質問にお答えします.
> 抜歯と言うのは親知らず(第3大臼歯)の抜歯ではなく、下の前歯から右へ3本目の歯です。笑うと見える位置ですしその後ろの歯は治療して銀歯のため抜いて隙間を詰めたくありません・・
下顎の真ん中から3番目の歯だとすると下顎右側犬歯となります. 犬歯は,萌出してくるタイミングが遅いので捻じれたり頬側に転位して生えて来るので抜歯したくなりますが,エナメル質が厚く歯根も長く最後まで残る歯なので抜歯の適応となりにくい歯です.私は1症例だけ下顎の犬歯抜歯症例の経験がありますが,これは犬歯の神経が死んでしまった失活歯だったからです. また,右側のみの抜歯となると下顎歯列の正中が右側にズレたり,右側と左側で歯数が異なり,さらに上顎と下顎でも歯数が異なるのできちんと咬めなくなる恐れがあります.
> 矯正歯科専門の歯科医師だと思って通院してきましたが・・・セカンドオピニオンを受けた方が良いでしょうか. > 先日その話を相談した時、先生はかなり焦っておられたのでセカンドオピニオンをしたいと言うと気を悪くすると思われるので悩みます。
矯正歯科専門でも技術や経験に差がありますので特別な事情があるのかもしれませんが,これまでの御質問の内容からは担当医の先生がどのような計画をお持ちになっているか想像が出来ません.出来れば何軒かの矯正歯科専門医院でセカンドオピニオンを受ける事をお勧めします.セカンドオピニオンを受ける際は,セカンドオピニオンを受けてくれるかどうか事前に電話で確認して予約する事をお勧めします. もし,今後の主治医との関係を心配されるようであれば主治医には知らせずにセカンドオピニオンを受ける事も可能なはずです.
少しでも良い対応策が見つかる事を願っておりますのでがんばって下さい. 取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい
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