| 2006/05/22(Mon) 18:22:59 編集(投稿者)
話は質問から外れますが、先週末、日本抗加齢医学会総会に参加してきました。話題のアンチエイジング(Anti-Aging )医療の学会ですが、「不老は口から」というように、健康長寿のためには<咬む>ことがいかに重要か、そのためには歯とそれを支持する歯周組織の健康がいかに大切かが、歯科にかぎらず医科からも、そして臨床家や基礎学者から数々の症例やデータをもとに立証されていました。 こうさんが、事故で前歯を破損してしまったことは大変不幸なことでした。しかし、経済的な理由とはいえ今の状態で放置しておくことは、これからの健康を考えると、さらなる肉体的損失、経済的損失は計り知れないほど大きくなります。学会では、生活の質(QOL:Quality of Life)の向上という言葉が再三に渡って使われましたが、まさにこうさんの今後の人生の質を向上させるには、まず何よりも口の中の手入れが喫緊の重要課題です。 こうさんの具体的な歯科的状況が分からないうえ、矯正歯科単科では対応できない問題のようですので、直接的なお手伝いやアドバイスは出来ませんが、解決の道は必ずあるはずです。こうさんのお年は分かりませんが、これからまだまだ長い人生です。QOLの向上のため、覚悟を決めて徹底的な治療を心掛けるのが、結局は最善の解決策といえるのではないでしょうか。 歯科大学病院が近ければ、一度総合診療科に相談に行かれてはいかがでしょうか。
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