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Nomal 下顎前突症、術後の顔の長さの変化について /NY (08/04/20(Sun) 19:52) #3494
Nomal Re[1]: 下顎前突症、術後の顔の長さの変.. /晝間@ひるま矯正歯科 (08/04/22(Tue) 13:24) #3496
  └Nomal Re[2]: 下顎前突症、術後の顔の長さの変.. /YN (08/04/25(Fri) 19:51) #3498
    └Nomal Re[3]: セカンドオピニオンを /晝間@ひるま矯正歯科 (08/04/27(Sun) 19:05) #3499
      └Nomal Re[4]: セカンドオピニオンを /YN (08/04/30(Wed) 18:58) #3500


親投稿 / ▼[ 3496 ]
■3494 / 親階層)  下顎前突症、術後の顔の長さの変化について
□投稿者/ NY -(2008/04/20(Sun) 19:52:19)
    2008/04/20(Sun) 19:53:40 編集(投稿者)
    2008/04/20(Sun) 19:52:45 編集(投稿者)

    先生こんばんは。質問させてください、よろしくお願い致します。

    先生が外科矯正.COMで公開されている下顎前突症の患者さんの症例3つを見ると、手術後に下顎のオトガイの部分も短くなって顔自体もかなり短くなっているように思います。しかし3方ともオトガイ形成はしていないと知りました。下顎を後退させただけで視覚的にオトガイが短くなったように見えているんでしょうか?それともなにか上顎の角度を調整したりしてより短く見えるような手法が試みられているんでしょうか?

    もうすぐ手術で下顎のみか上顎もするかどちらでもいいといわれ悩んでいます。私自身はオトガイが長いのが気になるのですが、移動量が少なく(4〜5mm程と言われました)下顎だけ下げてもその悩みが解消されるのか不安に思っています。かといってオトガイ形成は麻痺などのリスクが高いと聞きあまり気が進みません。上顎の位置や角度を動かすことによりもっと移動量を稼いだり、オトガイが短く見えるようにすることもできると言われましたが、その詳しい手法についてはまだ聞いていません。

    移動させる量と顔の長さの変化に関係はあるのでしょうか?顎のラインは斜め上に上がっているのでラインに沿って後退させるとその分顔も短くなるような気がする反面、噛み合わせの位置の高さは決まっているので結局は平行移動になって、移動量の大小によって実際の数値上での顔の長さに変化はない気もします。しかし先生の患者さんの写真をみると視覚的にだけではなく実際に短くなっているように見えます。その辺りは実際のところどうなんでしょうか?

    よろしくお願い致します。
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■3496 / 1階層)  Re[1]: 下顎前突症、術後の顔の長さの変化について
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/04/22(Tue) 13:24:14)
http://www.hiruma.or.jp
     NYさんの矯正的詳細が分からないので具体的なコメントはできませんが、症例の側貌とくにオトガイ部の変化は、<下顎を後退させただけで視覚的にオトガイが短くなったように見えている>と考えていいと思います。あの3症例の内の3番目のケースのセファロ(頭部X線規格写真)トレースが手元にありましたので、個人的HPにup しましたので参考にしてください。
    http://homepage.mac.com/hiruma_tokio/PhotoAlbum29.html
     トレースから分かるようにオトガイには手を付けていません。治療前後のオトガイを含む下顎骨の状態を見れば、実際には短くなっていないことがお分かり頂けるかと思います。
     ただ、下顎前突症のケースは絶対にオトガイ形成をしないということではなく、するケースも当然ありますので、NYさんの場合どちらがよいかは(冒頭で述べたように)資料が無いので何とも言えません。ただ、移動量が4〜5mmというのは少ない方なので、顔貌の変化もあまり大きくないと予測されます。移動量が4〜5mmのケースに上下切りがある得るのかどうか、その根拠は資料がないのでよく分かりませんが、いずれにしても、担当の矯正医および外科医と納得できるまで話し合われることをお勧めします。
     なお、手術時期が間近いということですので、術前の資料を採っているはずですから、側貌セファロを使ってペーパーサージェリー(セファロを2枚トレースし、トレース(紙)を動かして移動量や位置を確認する仮想手術)を見せてもらってはどうでしょうか。そのうえでオトガイについて考えてはいかがでしょうか。
     <上顎の位置や角度を動かすことによりもっと移動量を稼いだり、オトガイが短く見えるようにすることもできる>
     そういうこともあるかと思いますし、上記の参考HPの症例では(オトガイへの意図はありませんでしたが)上顎の位置は大きく変って、側貌に大きな影響を与えています。ただ、上顎切りにはそれ相応のデメリットもありますので、十分納得したうえで臨んでください。
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■3498 / 2階層)  Re[2]: 下顎前突症、術後の顔の長さの変化について
□投稿者/ YN -(2008/04/25(Fri) 19:51:42)
    ひるま先生、ご丁寧な回答ありがとうございます。
    また貴重な資料を見させていただきありがとうございます。
    やはり下顎を4〜5mm後退させるだけではあまり大きな変化は望めないようですね。
    かみ合わせももちろん大事ですが、下顎が大きいことがコンプレックスなのでその点残念です。
    今度の診察でいろいろ術前の資料をとるようなので、ペーパーサージェリーを見せてもらうなど納得できるまで話し合いたいと思います。
    その時のことで少しお伺いしたいんですが、担当医にお願いすれば移動量を少しでも増やしてもらえる可能性はあるでしょうか?
    もし1mmでも増やしてもらうことができれば、やれるだけのことはやったと納得できる気がするんですが(つまらないこだわりですが)、そういうことが可能なのか分かりません。
    ただ私の場合は顎がでているのに対して移動量が少ない気がします。
    それはまだ治療を始めて間もないころ、あまり深く考えていなかった私は
    術前矯正で受け口が強調されるのをおそれ、移動量が少なくてすむように何気ない会話の中でしたことがあるのですが、そのことが治療方針に影響してるのかもしれません。
    もしそうならショックですが、移動量というのはそんな風に患者の要望で減ったり増えたりするものなのでしょうか?
    せっかく手術までしたのに顎がでたままだと想像すると憂鬱です。
    迷える子羊に何かご意見やアドバイスがあればよろしくお願いいたします。
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■3499 / 3階層)  Re[3]: セカンドオピニオンを
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2008/04/27(Sun) 19:05:39)
http://www.hiruma.or.jp
     YN(NY?)さんの術前矯正がどのように行われたか、ことに抜歯の有無(抜歯した場合はその本数と部位)が分かりませんが、下顎前突症は通常、下顎が大きいというより上顎が小さいことが多く、そのために上顎歯列が叢生(デコボコ)になることもあって、下顎前突症の外科症例では上顎だけ抜歯をすることが多くあります。その結果、術前に上下顎の前後差を大きくすることができ(それを目的ともして)、術後の側貌を大きく変えることができます。
     <術前矯正で受け口が強調されるのをおそれ>という点は、このコーナーでもよく受ける質問ですが、望ましい側貌を得るためには少しの辛抱が必要であり、実際は徐々に変化するせいかその時点での不満をあまり耳にしません。YNさんが以前そのような内容を先生に告げていたとしたら、治療方針に影響を与えた可能性がないとはいえないと思います。
     <移動量というのはそんな風に患者の要望で減ったり増えたりするものなのでしょうか?>
     患者さんの希望は人により様々で、抜歯は絶対にイヤだとか顔貌の改善より咬み合わせが治ればいいなどという場合、矯正医の許容範囲内で患者さんの希望が治療方針に反映されることは、あり得ることです。なお、移動量は術前矯正で仕上げた咬合関係で決まってしまいますので、それを無視して移動量を増やせば今度は術後の咬合関係が壊れてしまいます。
     提案として、YNさんの治療方針や矯正的詳細が分かりませんが、手術に入る前に然るべきところでセカンドオピニオンを受けられてはいかでしょうか。場合によれば、術前矯正の方針を変更して、手術を延ばすこともあるかもしれません。何より、納得しないままに手術に入るのは気持ちの上でも良くないように思います。
     
     下記の過去ログを引用することに躊躇しましたが、あえて引き合いに出すことにします。 
    http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=3418&type=0&space=0&no=0
     先日、ご本人がセカンドオピニオンを受けに来院されました。担当は副院長のため詳細は分かりませんが、質問の回答者として口腔内を拝見しまず感じたのは、治すには再矯正と再手術が必要ではないかということでした。理由と原因はいくつか考えられますが、術前矯正が十分ではなかったのでは、というのがまず感じた点です。
     この方のケースを考えると、YNさんには今の段階で然るべき所でセカンドオピニオンを受けられるのが望ましいように思います。
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▲[ 3499 ] / 返信無し
■3500 / 4階層)  Re[4]: セカンドオピニオンを
□投稿者/ YN -(2008/04/30(Wed) 18:58:11)
    ひるま先生、お返事ありがとうございます。

    私は抜歯は親知らずは上下左右4本抜きましたが、それ以外の歯は上も下も一本も抜いていません。
    ですが歯並びはもともとデコボコしておらずパッと見は綺麗に並んでいるように見えました。
    それでいて上下の前歯が重なるぐらいの軽度の?受け口という状態でした。
    そういう状態でも審美性のために抜歯をして移動量を稼ぐということはあるのでしょうか?
    また抜歯をせずに移動量を増やすことはできないのでしょうか?
    私の発言が治療方針、主に移動量に影響を与えた可能性がないとはいえないということですが、もともと治療を始めたときから抜歯の話は一切出ていなかったので、もし影響を与えたとすれば抜歯のことではないと思うんです。
    抜歯をしなくても術前矯正で上下の歯の隙間は広がっていきました。それをさらに広げるべきだったのをとめてしまったのではないかという思いがあるんですがそれは私の考え違いでしょうか。
    また前回、<移動量が4〜5mmのケースに上下切りがあり得るのかどうか>とありますが
    私の場合、基本的には上顎を前に出したりするのではなく、上顎が若干かたむいているのを修正するためにするそうです。右と左の高さが1〜2mm程ずれていて、放っておいても問題ないと言われましたが、手術で一緒に直してもいいと言われました。外科の先生の話によると下だけでも上下でもリスクはそんなに変わらないと言われ、どうせ全身麻酔で手術をするなら一緒に直してもらおうかどうかと悩んでいるのですが、先生はこのことについてはどう思われますでしょうか?
    <何より、納得しないままに手術に入るのは気持ちの上でも良くないように思います。>
    そうですね、そうならないためにもまずセカンドオピニオンにかかろうと思います。
    先生が引用してくださった方のケースをある意味教訓とさせて頂こうと思います。
    本当はひるま先生に診て頂けるのが一番なんですが、当方関西在住なのでそれができないことを残念に思います。
    またセカンドオピニオンにかかってからもご意見を賜りたいことがあるかもしれませんが、その時は相談にのっていただけると助かります。

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