| お子様の矯正的資料がないので明確な回答は出来ませんが、矯正治療に至る流れをみると、矯正歯科専門医院での矯正ではないように見受けるのですが、いかがですか。それによって回答が変わるのですが、<みにくいあひるの子時代>特有の歯ならびは矯正医であればよく知っていますので、<隙間と欠損以外の異常はありません>という見立てが問題になります。 それが単にお母様の判断であれば、矯正医は、一般のひとには分からない専門医の立場で、将来を見据えて予防的矯正を行っているのかも知れません。また、お子様の前歯の隙間が<みにくいあひるの子時代>による正常範囲内の隙間なのか、矯正を必要とする離開(隙間)なのかは、矯正的資料がないとわかりませんが、異常な歯間離開(隙間)には必ず原因がありますので、離開の原因については改めて説明を受けてもいいかと思います。 お母様が、お子様の歯間離開(隙間)を<みにくいあひるの子時代>の正常な状態と確信されるのであれば、装置を外すことで<治療前の状態に戻る>ことには抵抗ないわけでよね?また、<歯の成長に支障をきたすことがあるか>というお尋ねは、矯正を中止することでという意味か、戻るという意味でかは分かりませんが、いずれにしても歯を動かすこと(矯正)自体は、歯や歯周組織にとっては侵襲ですから、人為的に動かさずに済むなら動かさないに越したことはないので、矯正をやめることで<歯の成長に支障をきたす>という心配はない、といっていいでしょう。
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