| erikaさんと似た悩みを持つ矯正患者さんは結構多く、今までにも何回か同様のご質問にお答えしてきましたが、結論から申し上げれば、<5:5(手術:治療)の割合で選んだ>治療方針で、erikaさんが十分納得し、満足する口元を獲得するのはむずかしいように思います。 <最初に手術と矯正治療のどちらを選ぶか迷いました>ということですが、どちらの治療方法でも結果は同じということはあり得ません。治療方法にはそれぞれデメリットがありますが、どちらにもメリットもあって、最初の選択の際に、それぞれのメリット、デメリットについては十分説明を受けたうえで、納得して治療方針を選択しているはずですが、いかがですか。顔貌(口元)についていえば、歯牙移動のみの矯正では改善できない(デメリット)が、手術はその改善ができる点が大きなメリットです。 舌癖という形質が遺伝するかどうかは学者の中でも意見の別れるところで、当方にも明解な回答は出せませんが、こうすると(こういうのは)舌癖を招来するというものをすべからず排除すること、舌癖に前向きに取り組んでいる歯科医の管理下に入ること、時機を見てMFT(舌癖除去トレーニング)をすること、などに留意すれば、舌癖の予防あるいは除去は可能ではないかと思っています。
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