| 抜歯したという右下の奥歯がどこなのか、その奥に親知らずはあるのかないのか、その他の親知らずも抜かずに残っているかどうか。年齢は？歯周組織の状態は？（つまり歯周病はないかどうか）等々、矯正的資料の詳細がないとお答えしにくいのですが、（できるかできないかは状況次第として）矯正医の基本的な考え方は、抜歯した奥歯には他の歯を動かして来て並べる、というものです。
動かす歯は、原則的に抜歯した歯の奥の歯で、通常はそれは親知らずです。親知らずもすでにない場合、上に残存していればその親不知を移植する手があります。これらは結構経験していますが、年齢と歯周組織の状態が鍵で、加えて口腔外科医の力量によります。前の歯を奥に送るのは意外とむずかしく、ケースによりけりですし、送ったあとの隙間をどうするかなど、十分検討したうえでの方針が大切です。
内潟さんは、矯正治療を考えておられるということですので、まずは矯正専門医院に直接足を運ばれることが、最も確かな選択です。少なくともすでに＜右上の歯が下がり、かみ合わせのズレ、顔のゆがみ＞などの症状があるかぎり、このままインプラントにせよ義歯にせよ、一般歯科的な治療を行ってしまうのは好ましくありません。それらは最後の手段としてとっておくべきです。
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奥歯の無い矯正
/ 内潟 キコ (05/05/13(Fri) 11:05) #1361 
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