| さつきさんのご質問は、相談のあり方として矯正医側として大変参考になりました。 <有料でもいいので、何回かでじっくりと相談することは出来ないものか?>という点は、医院(先生)にもよりますが、一般的にはあまり問題ないのではないでしょうか。むしろ、十分納得していただいてから資料取り(そして治療)に入りたいとして、当院の副院長(初診相談担当)などは、複数回の相談日を設けるという方針で初診相談に臨んでいますので、今はそういう医院(先生)が増えているということではないでしょうか。 ただ、さつきさんの<疑問点や不安に思っている事全て解決してから>という疑問や不安が具体的に何か分かりませんが、精密な資料とその分析が無ければお答えできない点を尋ねられても、想定としてお話ししたことと資料分析後の話(診断、治療方針)が食い違う可能性は多いにありますので、自ずと相談時にお答えできる内容には限度があります。 初診相談は意外と時間がかかるもので、相談だけのためにすでに治療に入っている患者さんが、不便あるいは不利益を被るようなことがあってはクレームが出てしまいます。また、医院は経営をしていかなければいけませんので、有料での相談といっても、最後は患者になって治療に入ってくれなければ、時間対経費としては大きなナイナスであるのは確かです。 当院では、初診相談のみで帰られる方には、聞き足りなかった点や疑問がありましたら、電話かメールをいただくようにアドレスを書いたカードをお渡ししています。すでに口の中を一度拝見し必要なメモが書いてありますので、お名前と相談に来院した日を告げていただけば、ほとんどのご質問にはそれでお答えできますが、実際はそんなに数の多いものではありません。 さつきさんはかなり慎重派の方のようですから、実際の治療が始まっても色々ご質問されたいタイプだと思います。その応対を厭わない医院(先生)を見極めてから治療に入らないと、トラブルとまではいいませんが、ストレスを溜めかねないように思います。
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