| e-kyousei.comというサイトの質問コーナー[みんなの疑問Q&A」で、立川先生の名で回答を書いている関係もあって、ゆうかさんの質問に対する文京先生や両川先生(川崎先生)の回答を、その都度読んでいました。そのうえで結論的にいえば、ゆうかさんの希望に全面的に添うのはどこでも難しいように思いますが、あえて文京先生のいうコーディネーターの役割を担ってくれるとしたら、大学病院(の先生)しかないでしょう。 ゆうかさんにとって“いい条件”とは、日本の矯正医にとってはただ負担の重い仕事ですから、進んで引き受けようとする矯正医はほとんどいないと思います。(3年後の帰国後に、腰を落ち着けて矯正治療に臨んで下さい、というのが本音で、かつ無難な選択でしょう。) <日本で英語の堪能で信頼のある矯正歯科や口腔外科をどうやって探せばいいのか>というご質問には、すでに文京先生が婉曲に回答されていますが、文京先生ご本人に依頼するのが一番です。それは、文京先生が実際に現役の上席大学関係者でもあり、すでに質問コーナーで親身に回答していることから、まったくの“他人”とは思わないだろうからです。 もう一つの選択肢として書かれている<里帰りした時に日本で矯正を始めて調整などをアメリカで続行>という方法は、保険か自費かで大きく変わります。保険のことは両川先生が書かれていますが、保険診療上の制約は年々厳しくなっており、ゆうかさんの希望に添う形の診療を、保険でカバーするのは無理です。その無理押しを一介の街の開業医が押し進めるとしたら、監督官庁からの返戻(レセプトの差し戻し)や指導の恐れがありますので、余程の何かがなければやれません。 最後にもう一度アドバイスするとしたら、今度の帰国時に文京先生にアポイントをとって、直接相談されることでしょうか。
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