□投稿者/ 晝間康明 -(2004/02/15(Sun) 23:27:25)
| 院長が出張中につき代わりに答えさせていただきます。 私は現在、大学の矯正科に籍を置く矯正専門医です。
> もうほとんど歯は綺麗に並んでいます。 > この前の検診でお医者さんに、上の歯の2番目と3番目と下の3番目の歯に、逆3角形の形で輪ゴムをかけるように言われました。 > これにはどのような効果があるんでしょうか? そのゴムは左右対称で使用しているのでしょうか? そうであれば、現在いちごさんの咬合状態が前歯部で少し垂直的なすき間があり、それを閉じるためのゴムではないかと思われます。このようなゴムのかけかたを私たちはup & down elasticsと呼んでいます。矯正治療は歯を動かすときの反作用でどうしても前歯の垂直的なすき間が出来やすいのでほとんどの患者さんに一時的に使用してもらうゴムのかけかたです。また、歯と歯のすき間もなくきれいに並んでいるとすると現在は仕上げの段階だと思われます。この段階では治療に用いるワイヤーで最も太いものを用いる場合が多く、歯に加わる力も大きくなります。したがって反作用も多くなりますので、現在いちごさんの前歯に垂直的なすき間がなくてもすき間が出来ることを防止するためのゴムかもしれません。
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