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Nomal 自費矯正で抜歯してしまった後の外科矯正.. /さつき (19/12/04(Wed) 00:38) #4319
Nomal Re[1]: 自費矯正で抜歯してしまった後の.. /晝間康明@OPひるま歯科矯正歯科 (19/12/04(Wed) 11:11) #4320
  └Nomal Re[2]: 自費矯正で抜歯してしまった後の.. /さつき (19/12/05(Thu) 00:33) #4321
    └Nomal Re[3]: 自費矯正で抜歯してしまった後の.. /晝間康明@OPひるま歯科矯正歯科 (19/12/11(Wed) 08:32) #4322
      └Nomal Re[4]: 自費矯正で抜歯してしまった後の.. /さつき (19/12/16(Mon) 22:06) #4323


親投稿 / ▼[ 4320 ]
■4319 / 親階層)  自費矯正で抜歯してしまった後の外科矯正について
□投稿者/ さつき -(2019/12/04(Wed) 00:38:30)
    2019/12/04(Wed) 00:40:06 編集(投稿者)

    ひるま先生のご意見を伺いたく質問させていただきます。

    現在、自費でのブラケット矯正を始めて1年ほど過ぎたところです。もともと叢生と下顎の突出感が気になっていたのですが、矯正前は顎変形症による保険診療の存在を知らず、ひどい叢生だけでも治るならとそのまま通常の矯正を始め、上の左右4番、下の左右5番をそれぞれ抜歯してしまっています。
    顎について相談するため口腔外科の先生にも現状を見ていただきましたが、下顎が出ていても噛み合わせに問題がみられないため顎変形症の適応とはならない、顎については手術するかどうかのボーダーラインだが、現状の歯列に問題がないため治しようがないとのことでした。
    抜歯していることもあって術前矯正で十分な受け口を作ることができない、下げられたとしても2〜3mm程度で大きな変化は得られないとも伺いました。
    (上顎を同時に下げる選択肢についても伺ったのですが、上顎が小さく上7番の後ろに骨がないため、下げることはできないとのことでした)

    このような場合、下顎を引っ込めるための外科手術を行うことはほとんど不可能なのでしょうか。
    美容外科で何かしら自費の手術をする選択肢もあるのかもしれませんが、そうすると今度は噛み合わせに問題が生じるのではないかという懸念もあります。

    なぜ矯正を始める前に自分の現状やそれに合った治療法をしっかりと知ろうとしなかったのか後悔する日々です。

    若干矯正からはみ出た内容の質問になってしまったかもしれません。申し訳ありません。
    答えられる限りで率直なご意見などいただけましたら幸いです。
    よろしくお願いいたします。
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▲[ 4319 ] / ▼[ 4321 ]
■4320 / 1階層)  Re[1]: 自費矯正で抜歯してしまった後の外科矯正について
□投稿者/ 晝間康明@OPひるま歯科矯正歯科 -(2019/12/04(Wed) 11:11:38)
http://www.hiruma.or.jp
    さつき様
    晝間康明@OPひるま歯科です.ご質問頂きありがとうございます.
    早速ですが回答させていただきます.

    > このような場合、下顎を引っ込めるための外科手術を行うことはほとんど不可能なのでしょうか。
    さつき様のようなボーダーケースでは矯正単独で治療を行う場合と外科矯正で治療を行う場合には抜歯部位が異なります.矯正歯科学的な資料がないため不正確な回答ですが,外科矯正を行う場合には上顎のみ抜歯し下顎は非抜歯により術前矯正で反対咬合を作り外科手術を行うのではないかと思われます.従って,現在の抜歯部位で外科手術を行う場合には顎間ゴムやアンカースクリューなどを利用しなんとか反対咬合を作るのですが,それでも2〜3mmの後退が限度ということだと思われます.

    > 美容外科で何かしら自費の手術をする選択肢もあるのかもしれませんが、そうすると今度は噛み合わせに問題が生じるのではないかという懸念もあります。
    美容外科でも下顎骨全体を動かす場合には術前に反対咬合を作る必要があります.反対咬合を作れない場合には下顎骨の先端であるオトガイ部を短くするオトガイ形成術を行うことで改善することが可能です.オトガイ形成術は咬合に変化を与えずオトガイ部の突出感を改善できますが,その量は下顎骨全体を後退させる術式に比べて少なくなり改善度も小さくなります.従って無理してオトガイ形成術を行ったとしても2〜3ミリ下顎骨全体を後退させた場合とあまり差がない可能性があります.

    結論としては口腔外科医の意見が妥当と思われます.

    あまりお役に立つ回答ができず申し訳ありません.
    ご不明な点があればお気軽にお尋ねください.
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▲[ 4320 ] / ▼[ 4322 ]
■4321 / 2階層)  Re[2]: 自費矯正で抜歯してしまった後の外科矯正について
□投稿者/ さつき -(2019/12/05(Thu) 00:33:04)
    早速のご返信ありがとうございます。
    やはり矯正単独治療で抜歯してしまっていると反対咬合を作ることができず、口腔外科・美容外科どちらにおいても下顎全体を大きく後退させる手術を行うのは難しいということなんですね。

    ここからは治療そのものから外れたご質問になります。
    現在の矯正歯科で初回カウンセリングを受けた際、顎への言及は「矯正治療では引っ込まない」という一言のみでした。
    もちろんその矯正歯科で矯正単独治療をすると決めたのは自分ですし、医師から強制されたわけではありません。一番悔やまれるのは無知だった自分に対してです。
    下顎前突の改善には美容外科での手術しかないのだと当時の自分は諦めて、歯列矯正というものについてしっかりと調べ学ぶことを怠っていたと思います。

    しかし、下顎前突の状態がボーダーライン上にある患者には、矯正単独治療と外科手術を伴う治療という2つの選択肢を提示されてしかるべきだったのではないかという疑問も残ります。
    詳細な検査をした上で結果的に自分が外科矯正の適応例ではなかったとしても、選択肢さえ提示してもらえれば不要な後悔をせずに済んだのにと思わずにいられません。

    そこでお伺いしたいのですが、矯正歯科の先生方は下顎前突の状態がボーダーライン上にある患者に対して、一般的にどのような説明を行っておられるのでしょうか。
    現在通っている矯正歯科では保険適用の治療ができないため、あえて外科矯正に言及しなかったのではという邪推をしてしまうのですが、もちろん患者側から知り得ない医学的な事情で言及しなかったことも考えられます。
    私が現在通っている矯正歯科の先生がどのような判断を下されて外科矯正の選択肢を提示しないに至ったのか、最終的には直接お考えを伺いたいと思っておりますが、あえて言及しない何らかの医学的な理由があったとするならば、考えられる可能性について客観的な視点からお教え願いたいと思った次第です。

    資料のない状態で答えにくい質問を重ねてしまい大変恐縮ですが、何とぞよろしくお願いいたします。
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▲[ 4321 ] / ▼[ 4323 ]
■4322 / 3階層)  Re[3]: 自費矯正で抜歯してしまった後の外科矯正について
□投稿者/ 晝間康明@OPひるま歯科矯正歯科 -(2019/12/11(Wed) 08:32:21)
http://www.hiruma.or.jp
    さつき様
    追加の質問のへの回答が遅れて申し訳ありません.
    回答させていただきます.

    > そこでお伺いしたいのですが、矯正歯科の先生方は下顎前突の状態がボーダーライン上にある患者に対して、一般的にどのような説明を行っておられるのでしょうか。
    > 現在通っている矯正歯科では保険適用の治療ができないため、あえて外科矯正に言及しなかったのではという邪推をしてしまうのですが、もちろん患者側から知り得ない医学的な事情で言及しなかったことも考えられます。
    他院ではどのような説明となっているかは知り得ないのですが,当院では患者さんの主訴に合わせて医学的に最も適した方針をご説明するようにしています.したがって,外科矯正と矯正単独のボーダーケースと判断した場合には,それぞれのメリット,デメリットをご説明し最終的には患者さんに決定していただくようにしています.当院は,外科矯正が保険適応ですが,保険適応でない医院でも外科矯正について説明する場合は多いと思われます.

    各医院によって考え方は異なりますし,症例によって外科矯正が適応外と考える基準も術者によって異なります.

    まずは主治医と話し合うこと,そしてより客観的な情報をご希望の場合は主治医の了解を得て初診時の資料を借りてセカンドオピニオンをお受けになることが良いと思います.

    以上,回答とさせていただきますがご不明な点があれば改めてご質問ください.
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▲[ 4322 ] / 返信無し
■4323 / 4階層)  Re[4]: 自費矯正で抜歯してしまった後の外科矯正について
□投稿者/ さつき -(2019/12/16(Mon) 22:06:20)
    お返事ありがとうございます。
    どの程度を外科矯正の適応とみなすかどうかは各々の先生の考え方によるところが大きいのですね。
    外科矯正のことに限らずですが、安易に医院を選ばずにもっといろいろな医院で治療方針を伺うべきだったと思います。

    今まで相談に行った他の医院では資料を持ち合わせず現在の状態のみを診ていただいており、下顎の突出感については自己の主観によるところも大きいため、主治医に相談した上できちんとセカンドオピニオンを受けることにしたいと思います。

    自分のコンプレックスが保険適用の認められた治療によって治るものだったかもしれないこと、またその道を自分で断ってしまったことに非常にショックを受けていたのですが、相談に乗っていただき、適切なご助言をいただけて少し気持ちが落ち着いたように思います。感謝しております。
    今後は後悔のない選択ができるよう、よく考えて行動したいと思います。
    貴重なお時間を割いて回答していただき、本当にありがとうございました。
[ 親 4319 / □ Tree ] 返信 削除キー/


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