| <学生健康保険もきかないのですか?> 矯正治療は従来から自費診療だったため、矯正医は基本的に健康保険については不案内で、その例に漏れず保険制度の詳細について知識がありません。「学生健康保険」について詳しく分かりませんが、矯正治療が保険の適用になるのは保険の種類によるのではなく、特定の不正咬合(口蓋裂やある種の奇形)と外科を伴う顎変形症の場合だけですから、この保険が矯正治療に適用されるとは考えられません。 <定期的に通院する必要がありますか?> 矯正治療(動的治療)が実際に始まると、通院は4週間に一度という間隔のところが多いと思います。治療術式によっても変わりますし、先生の考え方によっても変わりますが、感覚的には「ひと月に一度」といっていいでしょう。 <矯正装置というのは種類があるようですが、値段はそれぞれ違うのですか?具体的な例で教えてください。> Naoyukiさんのいう矯正装置という言葉をどう解釈すべきか分かりませんが、この意味については、まず、先に紹介した矯正生活支援サイト「e-kyousei.com PLUS」から、「矯正治療基礎知識」の内の「矯正装置」をご覧下さい。 http://plus.e-kyousei.tv/ まず、ブラケットが審美ブラケット(エステティック・ブラケット)か金属ブラケットかで料金を分ける医院はあるようです。確かに審美性に優れたブラケットの単価は金属製のものに比べれば高価で、ものによっては5倍以上の格差があります。ただ、矯正治療の費用というのは、本来「治していくら」という考えを基本に設定されるべきもので、治療の難易度や予測される期間をもとに設定されるものという考えからすれば、ブラケットの違いで費用に差をつけるのはいかがなものかな、というのが個人的な考えです。したがって、当院では装置による費用の格差は設けていませんので、逆に金属ブラケットだから安くなるということも、またありません。 舌側(裏側)装置というのがありますが、これはまったく別物で、費用は1.5倍から2倍(150万円ぐらい?)が相場かと思います。ただし、ネット上などで色々宣伝されているようですが、この装置(治療法)は目立たないこと以外すべて欠点、場合(症例)によっては危険なこともあるため、この治療法を採用していませんので詳細は知りません。
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