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Nomal 外科手術について /ぎん (10/08/10(Tue) 21:47) #3793
Nomal Re[1]: 外科手術について /晝間康明@ひるま矯正歯科 (10/08/11(Wed) 09:31) #3794


親投稿 / ▼[ 3794 ]
■3793 / 親階層)  外科手術について
□投稿者/ ぎん -(2010/08/10(Tue) 21:47:56)
    小学生の頃から出っ歯があります。今までにも矯正については勧められたことはあったのですがなかなか踏み出せず、30半ばにして矯正専門医に相談に行った次第です。そこで治療に関して外科治療を取り入れるか否かの決断をしたうえで治療を開始することになり、迷っています。そこで、先生のご意見も伺わせていただければと思いメールさせていただきました。

    【症状】
    歯及び顎の大きさは大きい、顎の位置は上下とも前方(上下顎突出)、空隙歯列弓、ガミースマイル
    自覚症状として、口の突出感、ガミースマイルは自覚あり気にもしているものです。口のが閉じにくいという自覚はありませんが、無意識に口唇を引いているようには思います。また唇を閉めていても上の前歯が下唇に食い込んで少しだけ前歯の先端が唇から覗いています。

    治療に関して
    ◆自費治療
    上下とも2本ずつの抜歯。口の突出感は少し軽減される。歯茎の見え方も少なからず改善される。
    ◆外科治療
    術前矯正では今より出っ歯にさせる。そのうえで上顎の骨を切る手術と上の左右1本ずつ(計2本)の抜歯。術後矯正で調整。上下と本数は同じではないが、調整によりかみ合わせは良くなる。

    という説明でした。実際の治療例も見せていただきましたが、やはり外科治療を施した症例の方が効果があり、保険適応になる事も含め魅力的でした。しかしながら、こちらで既に手術をされたの投稿を拝見すると、やはりデメリットも気になるところです。

    外科治療の方針で、
    @上下の歯の本数が異なる事になることで将来的に問題はないのか(親知らずは既に抜歯済みです)
    A顎の手術は上だけになるだろうとの事でしたが、(既投稿例を見ると上だけというのはあまりない?)有り得るのか?
    B術前に今より出っ歯させるというのが気になる点です。(骨を切った後のかみ合わせの調整なので分かるといえば分かるのですが)

    先生の治療経験から外科治療の方法に関してご意見をいただけるとありがたいです。
    お忙しい所恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

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▲[ 3793 ] / 返信無し
■3794 / 1階層)  Re[1]: 外科手術について
□投稿者/ 晝間康明@ひるま矯正歯科 -(2010/08/11(Wed) 09:31:23)
http://www.hiruma.or.jp/
    おはようございます.晝間康明@ひるま矯正歯科です.
    早速ですが回答いたします.

    > ◆自費治療
    > 上下とも2本ずつの抜歯。口の突出感は少し軽減される。歯茎の見え方も少なからず改善される。
    上下顎前突の治療では,一般的に上下を抜歯してスペースを確保し,上下顎前歯を後退させる事で口唇の突出感の改善が可能です.
    したがいまして,上記方針は上下顎前突の治療としては妥当だと考えます.また,より上下顎前歯を後退させたりガミースマイルを積極的に改善させるためにはインプラントアンカーの使用が必要ですが効果は症例により異なるため正確な診断が必要です.

    > ◆外科治療
    > 術前矯正では今より出っ歯にさせる。そのうえで上顎の骨を切る手術と上の左右1本ずつ(計2本)の抜歯。術後矯正で調整。上下と本数は同じではないが、調整によりかみ合わせは良くなる。
    たぶん,非抜歯で矯正治療を開始して上顎前突をより強くして,上顎の小臼歯を抜歯しながら前歯部の歯槽骨を上方かつ後方に移動して上顎前突とガミースマイルをの改善を行なうWasmund法(ワスムンド法)を選択されたのだと思われます.しかし,上記方針のようにWasmund法単独の外科手術は当院ではあまり選択しない方針です.下顎を抜歯しない事で下顎前歯が後退しなくなり,結果的に上下顎前歯の後退量が減少し上下顎前突の改善ができません.もし上顎をWasmund法を行なうのであれば下顎も抜歯し上下顎前歯を充分に後退して下顎骨は手術により前方に移動するでしょう.下顎骨を前方に移動する事でオトガイ部が前方に移動しEラインが前方に移動するので相対的な口唇の突出感の改善が可能となります.
    当院の治療例>上下顎前突は実際に上記の治療法を行なっています.
    http://www.hiruma.or.jp/html/ue_shita.htm

    > 外科治療の方針で、
    > @上下の歯の本数が異なる事になることで将来的に問題はないのか(親知らずは既に抜歯済みです)
    理想的には,上下の歯の本数は同じ方が良いです.しかし,それを越えるメリットがある場合には抜歯本数が異なっても問題ありませんが,術後の予測模型などにより充分な説明を受け理解されてから治療を開始する事をお勧めします.特に下顎の非抜歯では,下顎最後方臼歯(第2大臼歯)の奥側が歯肉に埋伏したり,動的治療後に前歯部の叢生が後戻りする場合が多いのでこれらの問題点について説明を受けておくと良いでしょう.
    繰り返しになりますが,下顎が非抜歯はいけないと言う事ではありませんので御注意下さい.

    > A顎の手術は上だけになるだろうとの事でしたが、(既投稿例を見ると上だけというのはあまりない?)有り得るのか?
    あまり一般的ではないので,下顎前歯を後退させずに上下顎前突が充分に改善するか確認した方が良いでしょう.
    下顎の手術が出来ないなどの何か特殊な状況があるのかもしれません.

    > B術前に今より出っ歯させるというのが気になる点です。(骨を切った後のかみ合わせの調整なので分かるといえば分かるのですが)
    一般的に外科矯正が必要なほど上下顎骨のズレがあっても人間の本来持つ適応能力で顎骨のズレを補正するような位置に歯が移動しています.術前矯正ではこの自然な補正を一旦リセットし上下顎骨の理想的な位置に歯を並べるため,上顎前突の症例ではより上顎前歯が唇側に傾斜したり,下顎前突の症例では下顎前歯が唇側に傾斜して下顎前突になる事が往々にして起ります.これは,外科矯正を選択する上で我慢して頂かなければならないところです.
    ちなみに外科矯正が普及し始めたばかりの頃(約30年前)は術前矯正を行なわずに,外科矯正を行なってから術後矯正で改善をしていました.しかし,その治療後に問題が残る症例が多く,現在のように術前矯正で充分に歯を並べてから手術を行なう流れになっています.この様な問題を私たちの先輩である矯正歯科の皆さんが症例報告などで発表して頂いた事で現在のような流れになり,治療結果は問題無いものとなっています.
    インターネットを見ると「術前矯正なしですぐに手術をします」といった喧伝をする医院がありますが,本当かどうかは怪しい所ですし治療結果も非常に心配です.術前矯正による上顎前突になる御心配は理解できますが,大切な事は矯正治療後に何十年もつきあう歯並びの仕上がりですので,通常のプロセスに沿った治療を受ける事をお勧めします.

    これまで悩まれてきた歯並びの矯正治療に対する様々な不安,心中お察しします.
    矯正治療は,方針を決めてから結果が出るまでに数年はかかるため,方針の決定には充分に時間をかけ担当医と話合って下さい.そして,方針が決まったら担当医を信じて一生懸命通院する事で良い治療結果を得る事が出来ます.

    私たちの回答が少しでもお役に立てば嬉しく思います.

    以上,取り急ぎ回答とさせて頂きますが御不明な点があればお気軽にお尋ね下さい.
    (8/12〜15まで夏季休暇とさせて頂いておりますので回答が遅れる可能性があります)
[ 親 3793 / □ Tree ] 返信 削除キー/


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