OPひるま歯科 矯正歯科 質問コーナー

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Nomal とても困っています /はるみ (06/11/21(Tue) 19:54) #2494
Nomal Re[1]: とても困っています /晝間@ひるま矯正歯科 (06/11/22(Wed) 11:49) #2497
  └Nomal Re[2]: とても困っています /はるみ (06/11/22(Wed) 14:44) #2498
    └Nomal Re[3]: とても困っています /晝間@ひるま矯正歯科 (06/11/22(Wed) 18:54) #2500
      └Nomal Re[4]: とても困っています /はるみ (06/11/23(Thu) 20:48) #2512 解決済み!


親投稿 / ▼[ 2497 ]
■2494 / 親階層)  とても困っています
□投稿者/ はるみ -(2006/11/21(Tue) 19:54:33)
    2006/11/22(Wed) 11:10:42 編集(投稿者)

    はじめまして。39歳の主婦です。ご相談させて下さい。今年の7月位から、下の歯が痺れてだんだん浮くような感じになってきました。そのうちに物も食べつらくなり、以前は感じられなかった異物感をおぼえたので、鏡で口の中を見てみると、左下4番と6番の間に挟まれて半分までしか生えていなかった歯が、内側(舌側)に向かって飛び出して生えてきてしまっていました。5番はねじれて生えてきたらしく、4番の歯は3番の歯に被る様な感じで内側に向かって、多少ねじれているようです。この5番目の歯の変化によって、以前のように上手く歯をかみ合わせられず、、食べカスは口の中に沢山残るし、上下の今までぶつからなかった歯がぶつかりあうようになり、口も閉じていられず、時には顎も開かなくなったりと、本当に困っています。また、多少なのですが、今でも痺れたようなふわっと浮くような感じは続き、5番目の歯はむずかゆさとうずいたような痛みを伴っています。ある歯科では5番目の歯を抜き、4番6番の所に金歯をはめると言う事でしたが、これだと歯が生えてきたことの弊害の解決にはならないのではないかと、不安を感じています。それに、金歯というのも辛いです。この5番目の歯の変化の弊害を取り除いて、もともとのような健全な状態を取り戻すのは、どうするのが最良だと思われるか、ご意見お聞かせいただけないでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。
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▲[ 2494 ] / ▼[ 2498 ]
■2497 / 1階層)  Re[1]: とても困っています
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2006/11/22(Wed) 11:49:17)
http://www.hiruma.or.jp
     歯には生えてくる順序があり、赤ちゃんは生後6ヶ月頃にまず下の前歯が生えてくるのはご承知のとおりです。永久歯では上顎が6-1-2-4-5-3(-7-8)、下顎が6-1-2-3-4-5(-7-8)の順に生えてくるのが標準とされています。
     犬歯(3番)が八重歯になるのは、その萌出(生えること)順序が最後のため、顎が小さかったり歯が大きい人では、犬歯の萌出時にスペースが足りなくてそうなるわけですが、まったく同じ理由で、下顎では萌出順が最後の5番にしわ寄せが来て、解剖学的理由から普通は舌側にはみ出すか埋まったままになります。
     前書きが長くなりましたが、はるみさんの左下5番は上述の理由(原因)が当てはまるケースと推測されます。その他、5番の先駆乳歯(第二乳臼歯、E)を虫歯などで早期に喪失(抜歯)したため、後方歯(6番)が前方移動して5番の萌出余地が無くなった場合にも同様の症状になりますが、いずれにしても歯列不正(不正咬合)に違いはありません。
     <どうするのが最良か?>
     はるみさんは不正咬合者であり、矯正治療の適応症であることを認識される必要がありそうです。「35歳はお肌の曲がり角」というコピーがありましたが、はるみさんには、不正咬合を放置していたツケがいよいよ目に見える形で露呈してきたということで、(不快な表現で恐縮ですが)口の中の崩壊の始まりとみることが出来そうです。
     最良の方法は、ともあれ矯正歯科専門医に相談されることです。詳しいことはその矯正医が説明するでしょう。その後の選択は、はるみさんの価値観次第です。
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▲[ 2497 ] / ▼[ 2500 ]
■2498 / 2階層)  Re[2]: とても困っています
□投稿者/ はるみ -(2006/11/22(Wed) 14:44:08)
    No2497に返信(晝間@ひるま矯正歯科さんの投稿)

    とても詳しく教えていただきまして、どうもありがとうございました。

    >  はるみさんは不正咬合者であり、矯正治療の適応症であることを認識される必要がありそうです。

     今回、自分が不正咬合者であることを初めて知りました。実は、右下の5番目も、4番6番に挟まれて、途中までしか生えておりません。今まで歯医者にも通いましたが、特に何も言われた事がなかったので、自然なことと思っておりました。

    > 不正咬合を放置していたツケがいよいよ目に見える形で露呈してきたということで、(不快な表現で恐縮ですが)口の中の崩壊の始まりとみることが出来そうです。

     今回の歯の異変は、まだ始まりだったのですね。
    ショックですが、これから手を打てば、間に合うと思ってよろしいでしょうか。
    また、口の中の崩壊の始まりと言うのは、具体的にはどのようなことを差すのでしょうか?差し支えなければ教えていただけると、ありがたいです。

     >  最良の方法は、ともあれ矯正歯科専門医に相談されることです。詳しいことはその矯正医が説明するでしょう。その後の選択は、はるみさんの価値観次第です。

     近いうちに、必ず、相談に参ります。
    最後の質問なのですが、矯正する場合、妊娠中でも出来るのでしょうか?
    まだ出産まで、先が長いので、とても不安を感じています。
    とはいえ、この口の状態のままで過ごすのも苦痛ですし・・・困ってしまします。
    先生のお考えを、お聞かせいただければと思います。
    どうぞ、よろしくお願いいたします。

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▲[ 2498 ] / ▼[ 2512 ]
■2500 / 3階層)  Re[3]: とても困っています
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2006/11/22(Wed) 18:54:34)
http://www.hiruma.or.jp
     不規則な歯ならびは、口中の唾液や食物のスムーズな流れを妨げ、歯面への歯垢、歯石の付着を促進するとともに、刷掃がしにくいことと相まって、やがて虫歯や歯周病を引き起こします。
     歯科治療の定型は、虫歯を削って詰めるー神経をとるようになるー被せるー抜くー補綴物(人工歯)を入れる、その間に歯周病が進行し、残存する健全歯が動揺から脱落(抜歯)の転帰をたどる、このパターンを繰り返すうちに総入れ歯になる、というのが崩壊のプロセスです。
     削って人工物を詰めたり被せたりしたものが<もつ年数>は、平均8.5年といわれていますから、この連鎖をどこかで断ち切らないかぎり<80歳で20本(日本歯科医師会による8020運動)>というのは、かなり厳しい数値目標で、確か80歳で14本というのが現実の数値だったかと思います。
     日本の健康保険制度は疾病保険のため、予防には保険が適用されません。歯科医は、何らかの歯科疾患があってはじめて治療に対する報酬を得るこの仕組みに、営々として慣れ親しんできたことと、保険があるので痛くなったら歯医者に行って治せばいい、という考えを患者側に植え付けてしまったマイナスの事情があって、はるみさんは、今まで歯科医に通いながら不正咬合を指摘されることもなく、また、矯正の必要性を教えることもせず<5番目の歯を抜き、4番6番の所に金歯をはめる>という、ワンパターンの治療法しか提示しない歯科医を患者側が育ててしまった、というのが日本の歯科の現状といえるでしょうか。

     矯正治療と妊娠については、この質問コーナーで過去に何回かお答えしておりますので、<妊娠>をキーワードに検索してみてください。詳しくは矯正医に直接尋ねていただきますが、妊娠していることは始めに必ずキチンと先生に伝えてください。
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▲[ 2500 ] / 返信無し
■2512 / 4階層)  Re[4]: とても困っています
□投稿者/ はるみ -(2006/11/23(Thu) 20:48:11)
    No2500に返信(晝間@ひるま矯正歯科さんの投稿)
    大変お忙しい中、迅速で丁寧な、分かりやすい説明をどうもありがとうございました。
    ひるま医院の初診予約(相談)を取らせていただきました。これからは直接ご相談させていただくことになるかと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

解決済み!
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