| 手元にいま外科手術の正確な歴史を載せた文献がないため不確かですが、外科矯正の歴史はそれほど新しいものではなく、日本でも大学病院では40年ほど前にはすでに行われており、相撲取りの大関・大内山という巨漢力士が顎切り手術をしたという記事を覚えています。 その後、手術法や器材が著しく進歩し、かっては治せずに諦めていた顎変形症患者が今続々と手術に臨んで、その症例数はうなぎ登りになっているのが実状です。 そもそも外科手術のできる年齢が18歳以上ですから、海外のケースを入れれば術後数十年経って中高年になった方々は結構いるはずですが、その年齢になって後遺症やそれが原因で新たな疾患を発症したという報告を、寡聞にして聞きません。 外科矯正は美容成形とは異なり、(シリコンのような)異物を挿入したり(脂肪吸引のような)組織破壊に結びつく手術ではなく、基本的には安全度の高い手術といわれています。 それでも外科手術は観血的処置ですし、生体に侵襲(しんしゅう)が加わることは確かですから、心配で臆するヒトの背を押すことは出来ません。それでも踏み切るか、諦めるか、決めるのははるさんご自身しかできません。 はるさんは、外科矯正患者さんのコミュニティサイト「Comment ca va?/ 矯正・外科手術日記」をご存知ですか。ここのBBSで皆さんの意見を聞いてみてはいかがでしょうか。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/
|