HOME >  医院案内 >  インタビュー[患者さん編] >  インタビュー3/Aさん「中立咬合、両突歯列、左側偏位顎」

インタビュー3/Aさん「中立咬合、両突歯列、左側偏位顎」

BACK

「プライバシーに配慮した診療室が決め手」

インタビュー/Aさん

矯正治療を始めたきっかけを教えて下さい

私の場合、上の左右の3番の乳歯がずっと残っていて、むし歯治療で通っていた地元の歯医者さんに高校生の頃調べてもらったら、そこには大人の歯がないということがわかったんです。ビックリしました。その乳歯が抜け落ちたら歯並びはガタガタになっていくので矯正治療をしなくちゃいけないよと言われていたし、それならそうなる前に治療をした方がいいかなと思って矯正歯科を探し始めたのです。特に歯並びが悪かったわけじゃないのでためらいはあったのですが、いつかはしなくちゃいけないなら仕方ないなという気持ちでした。

矯正歯科探しはどのようにしましたか

インターネットで実家の近くの医院を探していたのですが、どこもあまりピンとこなくて。その頃立川の専門学校に通っていたので立川周辺でも通えるなと思って探していたら、ひるま矯正歯科を見つけました。実は他にも1軒いいかなと思う医院があって、初診相談にも行きました。

ひるま矯正歯科に決めた理由は?

ひるま矯正歯科に行ってすぐ、キレイな医院だな清潔そうでいいなと思いました。それと、診療室が個室だということが大きかったですね。ひるま矯正歯科ほどプライバシーが守られている医院は他にありませんでした。もう1軒初診相談に行った医院は小さな医院で雰囲気もよく先生の説明もわかりやすかったのですが、診療台が3つ仕切りなしで並んでいました。しかも隣の診療台との間がとても近くて…。ひるま矯正歯科では、初診相談の時から口の中を診て丁寧に説明してもらえたし、診療室も安心できるし、ここで治療をしようと決めました。

ただ、そこから治療を始めるまでは、また悩みました。お菓子を作る専門学校に通っていたので、作ったお菓子を試食しないといけないけれど大丈夫かなとか、友だちで矯正治療をしている子がいたのですが、見ていたら痛そうだなあと思って。銀色の矯正装置が口に入っているのが痛々しく見えて、自分もアレをやるのかなあと思うと、痛いのが本当にイヤで、なかなか勇気が出ませんでした。結局1ヵ月ぐらい悩んで、やっぱり仕方がない、やろうと決めて治療を始めました。

治療はいかがでしたか?

最初は本当に痛かった。初めて体験する痛さ。つらかったです。口を閉じられないくらい痛くて、常に口を開けた状態でいました。最初の一週間は痛くて痛くて固形のものを口にできなくて、ゼリーや豆腐、飲み物だけで過ごしました。学校の試食は口に入れてゴックンと飲み込むしかない。味見はしているけど味は全然わかりませんでした(笑)。でもだんだん慣れてきて、一週間を過ぎる頃には少しずつ噛めるようになってきました。私は生野菜が大好きなのですが、ワイヤーに挟まるのでシャキシャキした野菜を食べられないのがすごくショックでした。

治療中大変だったことは何ですか?

仕事で接客する時に、小さな子が私の口元をじーっと見て指差すんです。「それなあに?」って言われることもありました。それがイヤでしたね。赤ちゃんに笑いかけても泣き出す子がいたりして、結構ショックでした。ワイヤーをして、ゴムを上下にかけていたので口をあけると牙みたいに見えたんじゃないですかね? 私は笑いかけているのに、泣かれた…と言うのが一番堪えました。それからは口を閉じて笑うようにしました。

でもやっぱり一番大変だったのは、痛みですね。スプーンがコンとあたっただけで、鉄パイプでガンッ! と殴られたような衝撃。ジーンとくるような痛みがずっと続きました。全般通してやっぱり大変だったな、よく頑張れたなと思います。

矯正治療をしてよかったですか?

そうですね。最初に比べてすごくきれいになったので、先生方には感謝しています。知り合いに10数年装置を着けている子がいるんです。保定装置なのかな? 歯医者に行くのをサボったりして治療を放っていたから10年にもなっちゃったと聞いていたので、そういうのは絶対にイヤだと思って、きちんとやって早く装置が取れるように真面目に頑張りました。

ひるま矯正歯科はいかがでしたか?

治療をしたらどういうふうになるのかパソコンで実際に見せてもらったり、いろいろな方の症例写真を見ながら説明してもらったり、私の場合は珍しい症例だったようですが、こういう形で治療を進めますというように最初にしっかりとした説明があったので安心して治療に臨めました。

治療の時には、ワイヤーをとったら次はこういう治療ですよとか、全体の何分の何ぐらいまできましたよというふうに説明してくれてとてもわかりやすかったし、いつごろゴールだというのが分かると頑張れました。歯ブラシのやり方も装置が入っている時はなかなかキレイにできなくて、担当衛生士の千田さんに教えてもらいました。きれいに磨けていますよと褒められると嬉しかったです。千田さんのクリーニングは本当に気持ちがよくて寝てしまうことがありました(笑)。

改善したらよいと思うことを教えてください

ないですね。仕事の休みがシフト制なので、予約した日に休日が合わないことがあって、変更をしてもらう時も丁寧に対応していただいて本当に文句なしです!

初診時の診断:「中立咬合、両突歯列、左側偏位顎」

口元⇒口元

Aさんは、上顎の側切歯が先天的に存在せず、そのスペースに犬歯が移動し乳犬歯が残っていること(乳歯の晩期残存)が特徴的な症例でした。その他の問題点としては、下顎骨が軽度に左側に偏位していることで上下歯列の正中がズレており、大臼歯部の咬合関係も左右非対称でした(大臼歯関係:右側Angle class III、左側Angle class I)。側貌では上下前歯が唇側に傾斜(前方への突出)があるために口唇が突出していました。

治療方針としては、乳犬歯の歯根吸収が始まっており近い将来に脱落してしまうこと、人工物は将来的に壊れてしまう可能性が高いことから、乳歯を積極的に抜歯し周りの歯を移動することで歯並びを再構成することとしました。上顎は乳犬歯を抜歯し、下顎は上顎の歯の本数に合わせること、臼歯関係を左右対称にすること、前歯を後退させて口唇を後退させるために第1小臼歯を抜歯し口唇突出感の改善と咬合の安定を得る方針としました。

歯を動かす動的治療期間を30ヵ月と予定し治療を開始しました。しかし、歯の動きが予想より遅く、臼歯関係のズレを改善するのに時間がかかり約35ヵ月の期間がかかりました。治療結果としては、上下顎前歯が後退し口唇の突出感も改善し綺麗な側貌を得ることができました。また、臼歯関係の非対称性や上下歯列の正中のズレもほとんどなくなり安定した咬合状態を得ることができました。現在は、保定期間中でリテーナーのチェックとむし歯と歯周病予防のためのクリーニング(メインテナンス)をおこなっています。

もし本症例において口唇の突出感や臼歯関係の非対称がなく乳犬歯の晩期残存だけであれば、矯正治療をおこなわずに乳犬歯が脱落した後にできたスペースにインプラントやブリッジなどの人工物を装着し改善することも考えられます。しかし、矯正治療による歯の移動で乳歯の晩期残存を改善したことで、人工物を装着せず安定した咬合を得るだけでなく側貌も改善することができたので適切な治療方針であったと考えます。

治療前- Before –

治療後- After –

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療前 写真1

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療後 写真1

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療前 写真2

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療後 写真2

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療前 写真3

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療後 写真3

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療前 写真4

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療後 写真4

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療前 写真5

中立咬合、両突歯列、左側偏位顎 治療後 写真5


BACK