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矯正歯科専門医院からのお便り 2014年9月 vol.41

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014.09 vol.41 ━━

 

 矯正歯科専門医院からのお便り

 

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こんにちは。
ひるま矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

今の季節、気になるのが台風です。次々に発生して被害をもたらす台風に注意
しなければなりません。ところで台風には名前がついていますが、24日に発生
した台風の名は「カンムリ」。台風には従来、米国が人名をつけていましたが、
台風委員会(日本ほか14ヵ国等が加盟)は平成12年から、北西太平洋または
南シナ海領域で発生する台風には加盟国が提案した名前をつけることに決めま
した。「カンムリ」は日本が提案した名前。意味は、かんむり座で、日本が他
に提案した名前も星座の名を使用しているそうです。

テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コンパス、
トカゲ、ハト…日本が提案した名前はこの10個。14ヵ国が提案した名前が順
番につけられます。台風の名前にも注目してみてください。

『ひるまだより』59号のダイジェスト版をお届けしますのでご覧ください。

★『ひるまだより』はこちらからダウンロードできます。
http://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

★インタビューページ
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview27.htm

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■ もくじ

□ 特集 患者さんインタビュー27
「治療後も歯の健康を考えてくれる医院に出会えてよかった」

□ Under20 vol.10
「生えはじめの歯にこそフッ素を!」
歯科医師 布田花子

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息
「専門スタッフによるチーム歯科医療
Interdisciplinary Approach(インターディシプリナリーアプローチ)」
院長 晝間康明

□ ひるま矯正歯科からのお知らせ

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■特集 患者さんインタビュー27
「治療後も歯の健康を考えてくれる医院に出会えてよかった」
◎Mさんへのインタビューの内容をダイジェスト版でお届けします。全文は
ホームページでご覧ください。
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview27.htm

◆矯正治療を始めたきっかけを教えてください。
●実家が立川にあり、小学生の時から、かかりつけの歯医者さんとしてひるま
矯正歯科にお世話になっていました。13才の時に全部の歯が永久歯に生え変
わったのですが、歯のでこぼこが強くなってきたのに加え、あごの骨にすべ
ての歯がおさまりきらず下の奥歯に歯肉がかぶってきていたんです。歯並び
が良くないのが原因だとわかっていたし、矯正治療をすることで歯のでこぼ
こがなくなるだけでなく、歯磨きがしやすくなりフェイスラインもきれいに
なると晝間先生に聞き、母とも相談して矯正治療を始めることにしました。

◆抜歯はしましたか。
●晝間先生から、ワイヤーをつける前に上下左右4本の抜歯をすすめられまし
た。歯を4本も抜いて、そのすき間がちゃんとうまるのか心配でしたが、歯型
の予測模型を見せていただいて、その心配は吹き飛びました。

抜歯するときの痛みはなく、抜歯後のトラブルもとくにありませんでした。
驚いたのが、抜いた直後は1本分のすき間があいていたのに、抜いてもらった
2、3日後くらいには、もうそのすき間が少しうまってきていたことです。

歯を1本抜いただけで口の中にすぐに変化が起こったので、不安な気持ちより
も「すごい!面白い!」という驚きの方が大きかったです(笑)。

◆歯並びがよくなってきたのを実感したのはいつごろですか。
●もともと「ひどく歯並びが悪い」という状態ではなかったこともあり、気が
ついたらきれいな歯並びになっていたという感じです。

矯正治療が終わり、ワイヤーをはずしてもらったときは、友達からも何か言わ
れるかなと思っていたのですが特に反応はなく「そういえばとれてるね」って
感じで拍子抜けしました(笑)。ワイヤーは見た目も気になるものですが、
まわりの人は本人が思うほど気にしていないんだなと思いました。

◆現在はどのように通院しているのですか。
●3~4ヵ月に一度、歯のメンテナンスをしてもらうデンタルドックに通って
います。矯正治療が終わった時、晝間先生が歯の健康についてのお話をしてく
ださいました。矯正治療で歯並びを整えた後も定期的に歯のメンテナンスを続
けていくことで、「80才になった時も健康な自分の歯を20本保つことができ
る」と聞きました。矯正治療が終わったらそれで終わりではなく、歯の健康に
ついて長いスパンで考えてくださっていることをしみじみと感じて素晴らしい
と思いました。

ひるま矯正歯科のような医院に出会えれば、矯正治療が終わった後もずっとき
れいな歯を保っていられると思います。私は小学生のころに出会えて本当によ
かったと思っています。

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【解説 — 院長・晝間康明】
※ホームページでは写真つきでわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview27.htm

●初診時の診断「中立咬合 叢生歯列 下後退顎」

今回は、先代の院長である父の代から歯の生え変わりの経過観察を行い、永久歯
列が生え揃ってから両突歯列(上下顎前歯の唇側傾斜)による口唇の突出感を改
善するために抜歯による矯正治療を行ったMさんにインタビューにご協力してい
ただきました。治療の経過について解説を行います。

■現症および主訴
初診時(2001年)年齢は7歳の女性で、保護者が前歯部の叢生を気にして来院
されました。すでに下顎左側6番に金属の修復物であるインレーが装着されてい
ました。

■経過観察の治療方針
前歯部の叢生(歯の高さのズレや捻転)は軽度であり、今後の永久歯の萌出および
顎骨の成長により改善していく可能性があるので永久歯が生え揃うまで正常な生
え変わりを促しながら経過観察を行う事としました。当時はむし歯と歯周病予防
のためのリスク検査は行っておらず、現在と比較して十分な設備も衛生士の教育
も整っていなかったため簡単な歯磨き指導のみ行いながら経過観察を続けました。

2006年に当院のシステムにむし歯のリスク検査として唾液検査を導入したので
唾液検査を行い、検査結果に従ってむし歯のリスクコントロールとして専用機械
による歯磨き(PMTC)やブラッシング指導、フッ素塗布などを行いました。

【顔貌所見】
骨格的には下顎骨が僅かに劣成長で上顎骨に対してやや小さいものの比較的良好
なバランスを呈していました。側貌において口唇閉鎖時の口唇周囲軟組織の突出
感(特に下唇の突出感が強い)および口唇閉鎖時の緊張感を認め、原因は前歯の
唇側傾斜によるものと思われました。正貌における明らかな非対称性は認められ
ませんでしたが下唇の突出感により下唇は厚く見えました。

【口腔内所見】
永久歯の萌出により、上下顎前歯部の叢生は依然として残っているもののあまり
重度ではありませんでした。12歳頃より萌出し始めた第2大臼歯は顎骨に対し
て萌出余地が不足していて十分に萌出できず歯が傾斜していました。

【X線写真所見】
頭部X線規格写真(セファロ)により、上顎骨に対して下顎骨はやや後方に位置
し上下顎骨の歯の並ぶ前後的な奥行きが無く、骨格的に叢生もしくは前歯が唇側
傾斜しやすい傾向を認めました。パノラマX線写真では上下顎左右に第3大臼歯
(親知らず)の埋伏を認めました。

【唾液検査・歯周組織検査】
唾液検査では、むし歯の原因菌であるミュータンス菌が多いものの、唾液の量や
性状、フッ素使用の習慣などにより総合的にむし歯のリスクは低い傾向にある事
がわかりました。また、歯肉からの出血が大臼歯部から認められる事から成長と
ともにリスクが上昇する歯周病に対して注意を払う必要があると考えられました。

【特記事項】
特記事項はありませんでした。

■治療方針
診断は 大臼歯関係Angle class I・両突歯列・叢生歯列としました。
本来の主訴である叢生を改善するために、第1小臼歯4本抜歯による治療方針を
説明しました。非抜歯による矯正治療も可能な症例ですが、非抜歯の場合に前歯
が唇側に傾斜し口唇の突出感や緊張感が改善しない、もしくはさらに悪くなる可
能性がある事、リテーナー終了後に後戻りして、治療する前とほとんど同じ状態
になる可能性がある事、後戻りしてから再治療をする場合は抜歯による治療とな
る事から非抜歯を希望される場合は矯正治療を行わない方が良い事を説明しま
した。

その結果、上下顎左右第1小臼歯の抜歯による治療を行い、第1大臼歯は近心
(前方)に移動し第2大臼歯の萌出余地を獲得し、残りのスペースは前歯の後
退により閉鎖し、口唇の突出感を改善する方針としました。動的治療期間は約
30ヵ月を予定しました。

矯正治療開始前に、矯正装置を装着する事で歯が磨きにくくなり、むし歯と歯
周病のリスクが高まるため、これまでの経過観察以上にしっかりとしたむし歯と
歯周病の予防方法やメインテナンスが必要である事を説明し、徹底したPMTC
(歯科衛生士による歯面クリーニング)、スケーリングによる歯石除去、フッ素
の使用法やブラッシング方法の指導などを中心とした家庭での口腔衛生管理方法
の改善のための初期治療を行い、むし歯と歯周病のリスクが減少した事を確認し
てから矯正治療を開始することとしました。矯正治療中もリスクが再度上昇する
ので毎回のワイヤー調整時に上下のワイヤーを外して全顎的に歯肉縁上縁下の
バイオフィルムを除去するためのクリーニングによるメインテナンスを行う事と
しました。

■動的治療開始時
初期治療後に再評価を行い、歯の磨き残しがほとんど無くなり、診療室で
PMTC後のフッ素塗布を繰り返し行い歯質の強化を行った後、抜歯を行ってか
ら上下顎に矯正装置を装着して治療を開始しました。

■動的治療終了時

【動的治療期間および経過】
実際にかかった動的治療期間は約24ヵ月、調整回数は24回、平均的な来院間隔
は1ヵ月でした。無断キャンセルなどはなく、治療に対する協力も良く、成長期
で歯の移動がスムーズに進んだ事により予定の治療期間より短い期間で動的治療
を終える事が出来ました。

【顔貌所見】
矯正治療により、前歯が後退した事で口唇の突出感が改善しました。特に下唇の
突出感が改善されました。

【口腔内所見】
上下歯列の抜歯スペースは叢生の改善と前歯の後退、大臼歯の近心移動により
閉鎖され、第2大臼歯の萌出余地不足が解消され傾斜が改善されました。

■保定完了時
動的治療終了後に上顎にはベッグタイプリテーナー、下顎はFSWを接着して保定
を32ヵ月間行いました。保定期間中には動的治療終了時の唾液検査結果を元に
リスクを下げる初期治療をおこなってから、メインテナンスと萌出してきた親知
らずの抜歯を行いました。矯正歯科的な管理としては約3ヵ月に1回のリテーナー
チェックとホワイトニングを行いました。

【顔貌所見】
保定期間中に咬合状態はより安定し叢生の後戻りなどは無く、軟組織に大きな
変化は認めませんでした。

【口腔内所見】
肉眼では判断できませんでしたがレーザー光によるう蝕診断の結果、第2大臼歯
咬合面の脱灰がわずかに進んだため、フッ素配合の予防用充填材(シーラント)を
充填し再石灰化を促す事としました。

【X線写真所見】
X線写真所見では、明らかな歯根吸収や歯槽骨吸収などを認めず歯根もほぼ平行に
配列されています。保定期間中に8番(親知らず)の抜歯をしましたが歯槽骨も
回復している事が確認できました。 セファロX線写真の重ね合わせにより上顎
前歯が後退し、大臼歯が近心に移動して抜歯スペースが閉鎖した事がわかります。

■う蝕のトータルリスク比較
う蝕のトータルリスクは初唾液検査時「10」→動的治療開始時「7」→動的治療
終了時「8」→保定完了時「5」と減少し安定しました。これは、歯の磨き残しで
あるPCRやフッ素の使用状況によるリスクが減少した事、かみ合わせが安定した
事や口唇が閉鎖し易くなった事により咀嚼能率が高まり唾液の分泌量が増加した
事、叢生の改善により歯が磨きやすくなったことで磨き残しが減少したと考えら
れました。

■歯周病のトータルリスク比較
歯周病のトータルリスクは動的治療開始時「2」→動的治療終了時「3」→保定
完了時「2」と減少し安定しました。Mさんは10代で矯正治療を開始している
ので元々歯周病のリスクは低いのですが、矯正治療中や治療後に歯周病の進行は
認められませんでした。20代の後半から歯周病のリスクは加速度に上昇してい
くので保定完了後もメインテナンスをする事で歯周病のリスクを低い状態で維
持する予定です。

■考察
「矯正治療は美しくなるためだけに行うものではないが、美しくならなければ
意味がない」この言葉は先代院長である父の師匠の言葉で、父はこの言葉を大
切にして矯正治療を行っていました。僕も父の意志を引き継ぎ、矯正治療の目
的が機能の改善にあることは言うまでもありませんが、それだけでなく口元が
治療前より美しくならなければ、それは良い矯正治療とは言えないと考えてい
ます。

近年、歯を抜かない矯正治療を売りにする矯正歯科医を多く見受けますが、
歯ならびが悪くなる原因は顎の骨の中に歯が入りきらない事が最も大きな原因
です。この原因をそのままにして歯ならびを治そうとすると副作用として口元
が突出して審美性を損なったり、きちんとしたかみ合わせを作る事が出来ずに
機能を失ったり、せっかく矯正治療をしたのに元通りに戻ってしまい時間と
お金の無駄使いになっている患者さんの相談を良く受けます。

本症例のように歯のでこぼこが軽度で歯ならびとしては顕著な問題がないも
のの大臼歯が生えきらずに将来のむし歯や歯周病のリスクを改善する必要や
口元の突出感を改善する場合、矯正治療を行うのであれば機能と審美性を徹
底的に改善しなければならず、非抜歯での治療を希望される場合には治療を
しないという選択肢が患者であるMさんにとって最も良い判断であると考え
ました。

一方で抜歯による矯正治療を行っても、前歯が十分に後退せず審美性が改善
しない、大臼歯が歯肉に埋まったままになる、歯根吸収が起きて治療開始前
より歯の状態が悪くなる、口腔衛生管理が不十分でむし歯や歯周病が進行し
てしまうなどの状態になっては矯正治療をした事によって歯の機能や審美性
を失う事にもなりかねません。

最悪の場合は、非抜歯による矯正治療同様に矯正治療をしない方が良かった
という事も起こりえます。本症例ではそのような失敗が無いように、矯正治
療開始前の経過観察期間からむし歯と歯周病予防の管理を行い、矯正治療開
始前に精密な検査や綿密な治療計画を立て歯の移動を正確に行う事、動的治
療後もメインテナンスによりむし歯と歯周病の予防が出来たため機能と審美
性を兼ね備えた歯、歯並び、口元を創り出す事が出来たのではないかと考え
ています。

リテーナーの完了を持って矯正治療は完了となりますが、これからもむし歯
や歯周病が進行したり、加齢変化により口腔内の環境が変わり歯並びも変化
する事が考えられます。今後はむし歯と歯周病予防のためのメインテナンス
により健康な歯、歯並び、口元を守り続けて行きたいと考えています。
そしてMさんが80歳になった時にも今と変わらないきれいな歯、歯並び、
口元を保ち、美味しいものを食べられて、楽しくお話が出来た時に私たちの
歯科医療は価値あるものであったと確信できると思います。

   
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■Under20 vol.10
「生えはじめの歯にこそフッ素を!」
歯科医師 布田花子

◇フッ素の効果について◇

フッ素(フッ化物)は、むし歯予防に効果があるため世界各国で利用されてい
ます。日本でも、家庭で使用するために市販されているフッ化物配合歯磨剤や
ジェル、乳幼児期から保健所や歯科医院で行うフッ素塗布、学童期に学校で行
うフッ化物洗口など、さまざまな取り組み方があります。フッ素というのは具
体的には「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」「フッ化第
一スズ」など。これらが、歯質強化(=むし歯になりにくい強い歯にする)、
再石灰化の促進(=むし歯になりはじめの溶けた部分を再生しようとする働き)、
むし歯菌の活動抑制(=むし歯菌が酸を作る活動を弱める)などの働きをする
ことでむし歯予防に効果を発揮するのです。

◇フッ素を吸収しやすい時期◇

乳歯や生えたての永久歯は未熟なため、表面構造が弱くむし歯になる確率が
非常に高い状態です。歯の表面を覆うエナメル質がやわらかく、軽石のように
でこぼこしており、むし歯菌やプラークが付着しやすく、むし歯になると進行
も速いため特に注意が必要な時期です。外部からの影響を受けやすいこの時期
は、危険が高い状態である反面、フッ素を吸収しやすい時期でもあります。
そのため、この時期に歯科医院でフッ素塗布を行ったり、家庭でフッ化物製品
を使用することは、効率よくむし歯を予防する方法なのです。

◇効果的な使用方法◇

歯科医院で行うフッ素塗布(=プロフェッショナルケア)と、家庭で使用する
フッ化物製品(=ホームケア)は濃度や効果に違いがあります。歯科医院で定
期的に塗布する医療用のフッ素は高濃度であり家庭用の約10倍の濃度。お口
の中をクリーニングしてフッ素が浸透しやすい状態にしてから、安全に配慮し
て塗布を行います。生えたての歯はスポンジのように吸収しやすいので、フッ
素が歯にしみわたり、歯質を強くし、脱灰を防ぎ再石灰化を促すことができる
のです。

一方、家庭用の歯磨剤などに含まれるフッ素は低濃度で毎日使用することで
その日ダメージを受けた歯を再石灰化するのを促します。また、高濃度の
フッ素塗布によって歯に取り込まれたフッ素は徐々に減少します。家庭で
フッ素を使うことにより減少するスピードを少なくして、歯に取り込まれて
いるフッ素の量を下げないようにしてむし歯を予防していきます。歯科医院
で定期的に(通常3~4ヵ月に1度)高濃度のフッ素塗布を行い、家庭では
低濃度のフッ素を毎日継続して使用するのが最も効果的な方法です。

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■ヒルマヤスアキのホッとひと息
「専門スタッフによるチーム歯科医療
Interdisciplinary Approach(インターディシプリナリーアプローチ)」
院長 晝間康明

夏の風物詩、高校野球を見ていると最も能力の高い選手がピッチャーで4番を
打ち、守りと攻撃の要を1人の選手が担うチームが時々あります。しかし、
高校に比べると球のスピードが断然速く変化球の種類も多い日本プロ野球にお
いて、打者として高い打率を残すピッチャーはほとんど存在しません。最近で
は日本ハムファイターズの大谷選手がピッチャーと打者で結果を残しています
が極めて希有な例で、ピッチャーと4番を任されるプロ野球選手はいません。
これには、高校野球に比べてプロ野球の試合数が非常に多く投手の負担が大き
いという事もありますが、最も大きな理由として高いレベルで野球を行う上で、
各選手が専門性を高めなければチームの勝利に結びつかないためです。

歯科医療においても、1人の歯科医師が歯を削って、抜歯をして、矯正治療も
行うという事は可能ですが、全てにおいて質の高い医療を提供しようとすれば
すぐに限界となります。歯科先進国である欧米では、何でもこなす歯科医師は
ごくわずかで、各専門のスタッフが各領域を担当して総合的に質の高い医療を
提供するシステムが確立されており、このようなシステムをインターディシプ
リナリーアプローチと呼びます。

近年、日本でも質の高い医療を提供するために各専門分野の医院による連係の
必要性が叫ばれています。例えば、矯正歯科は矯正歯科専門医院、歯の根の治
療は根管治療専門医院、歯周病の治療には歯周病専門医院、予防には一般的な
歯科医院に通うといったものです。このようなシステムは理想的ですが各医院
が独立し経営するために各医院での設備やスタッフの配備に多くの経費が必要
となり治療費が高額になること、患者さんが各医院で予約をとり時間の調整を
しなければならないこと、医院間の移動に時間がかかることなどから制約が多
く、途中で通院をあきらめてしまう方も少なくありません。

また、各医院の間で治療に重きを置く医院、予防に重きを置く医院、患者さん
の利便性に重きを置く医院、経営的な利益に重きを置く医院など診療理念に差
があり、その差が治療結果に影響を与え、せっかくそれぞれの専門医院に通っ
ているのに十分な治療結果を得られないということもしばしばあるのです。

このような問題を改善するには、一つの医院で設備や専門スタッフを充実させ、
診療の理念を一致させてインターディシプリナリーアプローチを行うことで、
患者さんは通いやすく、医療の質を向上させ、治療費の高騰も抑えることが出
来ます。

ひるま矯正歯科では、「1本の歯を生涯にわたり守る」という全スタッフ共通
の理念のもと、虫歯と歯周病のリスク検査を行い、リスク検査に基づきリスク
を下げる初期治療を行い、その後に一般歯科医は可能な限り歯を削らない処置、
再発を防ぐ精密な治療を行い、矯正歯科医は歯を機能的かつ美しい歯並びを創
りメインテナンスしやすい環境をつくり、衛生士はメインテナンスにより歯を
守り続けるシステムを構築してきました。今後も、さらに総合的に質の高い歯
科医療を多くの方に提供し生涯にわたり歯を守りたいと考えています。私たち
はこれからも努力と挑戦を続けていきます。

  
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■ ひるま矯正歯科からのお知らせ

◆お問い合わせ用メールアドレスが変わりました◆

 clinic-contact@hiruma.or.jp

◆スマートフォンでひるま矯正歯科のホームページがご覧いただけます◆

 http://www.hiruma.or.jp/sp/

◆初診のご予約はお電話かホームページで◆

 フリーダイヤル:0120-025-559
初診受付ページ:https://plus.dentamap.jp/netuser/?id=37

◆ホームページをご覧ください◆

キャンセルによる予約の空き状況を当院ホームページとTwitterでお知らせ
しています。

 twitter:http://twitter.com/#!/hirumac
ホームページ:http://www.hiruma.or.jp/

◆あなたの矯正治療体験を聞かせてください◆

ひるま矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協力いただける
方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、ひるま矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、ひるま矯正歯科を選んだ理由、矯正治
療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソードなどお持ち
の方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:ひるま矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・ひるま矯正
歯科ホームページ

● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

今回インタビューさせていただいたMさんは、7歳のときからかかりつけ医と
して、ひるま矯正歯科に通院されており、最適な時期に矯正治療をはじめて、
美しい歯並びとなりました。小学生のころには磨き残しも多かったようですが
徹底したブラッシング指導やフッ素塗布などで、むし歯のリスクも減少しまし
た。ホームページでは、写真もたくさん掲載しています。ぜひご覧ください。

Mさんのインタビュー全文はこちらから。
【インタビューページ】
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview27.htm

さて『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は2014年11月末ごろ配信いたします。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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◎ ひるまだより とは
ひるま矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
下記アドレスからダウンロードできます。
http://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

◎ 口腔健康ネットワーク【HAHAHA生活】
予防をして歯を守ることを第一に考える歯科医院が集まって立ち上げた
サイトです。ぜひご覧ください!
http://hahaha-seikatsu.net

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Presented by オーダーメイドの矯正治療《ひるま矯正歯科》

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042(526)3376 
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