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矯正歯科専門医院からのお便り 2011年11月 vol.24

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 矯正歯科専門医院からのお便り

 

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こんにちは。
ひるま矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

朝夕の寒気が身にしみる季節になりました。あっという間に2011年も残すところ
1ヵ月ですね。12月は忘年会やクリスマスなど行事が盛りだくさん!ということで
外食される方も多いと思いますが、歯磨きを決して怠らないよう気を引き締めて
過ごしましょう!私もがんばります!

それでは矯正歯科専門医院からのお便り、『ひるまだより』42号のテキスト版
をお届けします。

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■ もくじ

□ 特集 ライターSの患者さんインタビュー10
「今後はデンタルドックでメンテナンスを」

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息 院長・晝間康明
「X線写真のデジタル化」

□ fromデータ その12
「矯正治療とEBM2」 歯科医師・松原大樹

□ ひるま矯正歯科からのお知らせ

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■ 特集 ライターSの患者さんインタビュー10
「今後はデンタルドックでメンテナンスを」
◎リテーナー終了後、定期的に通院しクリーニングしているKさんにお話を伺
いました。インタビューの内容をダイジェスト版でお届けします。
全文はホームページをご覧ください。
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview10.htm

◆矯正治療を始めようと思ったきっかけは?
◇歯並びが悪く、見た目が気になっていたというのもありますが、歯磨きがしづ
らくて虫歯になることがあり、矯正治療をした方がいいかなと思っていました。
大学生になってアルバイトである程度貯金もできてきたので始めました。

◆医院探しはどのようにしましたか。
◇地元が立川なので、インターネットで探してひるま矯正歯科に行きました。
ホームページが綺麗で印象が良かったんだと思います。実際に来てみたらイメー
ジ通りでした。

◆治療で大変なことはありましたか。
◇矯正治療は、装置を着けているというだけでそんなに違和感もないし普通に
過ごせました。ただ、途中からゴムをつけないといけなくなって、それがすご
く面倒でした。食事の時にはずして、食べ終わると歯磨きをして鏡を見ながら
つけるのです。外食をするとつけるタイミングが難しくて…。それでも8割ぐ
らいはちゃんとやっていたかなと思います。

◆歯磨きはきちんとしていましたか。
◇やっていたと思います。装置がついて歯磨きしづらいのですが、もともと歯
並びが悪くて歯磨きが難しかったので同じような感じですね。今はリテーナー
も外れて、磨きやすくなりました。ただ仕事が忙しくてついフロスをやり忘れ
ることがあります。

◆リテーナー終了後、何か違和感はありますか?
◇なにもないです。昔は食べ物がよくはさまっていましたが、今はそんなこと
もないですね。定期的に診ていただいているので安心だし、後戻りもないと思
います。

◆今後はどのようにメンテナンスしていきますか。
◇デンタルドックでメンテナンスをお願いしようと思っています。やっぱり毎
日忙しく過ごしていると、歯に対する意識が低くなっていって、ついサボった
りしてしまうのです。定期的に通院して診てもらって、自分の意識を高めてい
こうと思います。今日もクリーニングしてもらったので、今晩からまたフロス
も再開します。

 

◆ついついケアを怠ってしまうというKさん。デンタルドックでこれからも安
心ですね!(S)

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【解説 — 院長・晝間康明】
※ホームページでは写真つきでわかりやすく解説しています。
ぜひご覧ください。
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview10.htm

●初診時の診断:「上突咬合、両突歯列」

今回はKさんにインタビューを受けていただきました。症状は上顎歯列が下顎
歯列に対して前方に位置するAngle class II 上突咬合(上顎前突)で上下顎前
歯の重なりが大きい過蓋咬合を呈しています。抜歯による矯正治療を行い、イ
ンタビューでは初めての保定完了(リテーナー終了)まで行った後のインタビ
ューとなります。

■ 現症
【顔貌所見】
側貌において、上下顎骨の前後的な位置に大きなズレはなく、鼻やオトガイの
高さもあるため口唇の突出感はわずかでしたが口唇閉鎖時の緊張感を認めます。
下顔面が短い傾向も認めました。

【口腔内所見】
上下顎前歯部に叢生を認め、犬歯臼歯ともに上顎歯列が下顎歯列に対して前方
に位置するAngle class II (特に右側は強いAngle class II )の傾向を認めます。
虫歯の治療による修復が多数の歯に施されていました。

【X線写真所見】
パノラマX線写真により第3大臼歯(親知らず)の埋伏、歯根の湾曲および短根
をみとめました。特に右上5番の歯根は短い傾向を認めました。

【唾液検査結果】
修復した歯は多いものの、虫歯の原因菌は少なくその他のリスクも低かったため、
メインテナンスをしっかりと行いホームケア(ブラッシング方法やフッ素の使用
方法)の指導を行なえば虫歯の進行は最小限にできると考えました。修復物には
辺縁不適合による着色も認められましたが二次う蝕が発生した場合に増殖するLB
菌が増殖していなかったため積極的再修復を行わずホームケアの指導および徹底
したPMTCによる口腔衛生状態の改善後(初期治療後)に矯正治療を開始する方
針としました。当時(2005年)は、矯正治療開始前の歯周組織検査を行ってい
なかったため歯周病のリスクは不明です。

■ 治療方針
上下顎歯列の前後的なずれ、叢生の改善、上顎前歯の突出による口唇閉鎖時の緊
張感の改善のために上下顎左右第1小臼歯(4番)の抜歯を行い、上顎の大臼歯
は近心(前方)に移動しないように最大限の固定、下顎の大臼歯は積極的に近心
に移動させるようにして上下歯列の前後的なずれを改善する(Angle class II を
Angle class I にする)ようにしました。

抜歯部位を決定するにあたり上顎右側および下顎左側では抜歯部位の変更を以下
の理由で検討しましたが最終的には変更をしませんでした。

上顎右側の抜歯部位について右上5番は短根である事から上顎右側の抜歯部位を
右上4番→右上5番に変更する事を検討しましたが以下の理由で変更せず上顎右
側の抜歯部位を右上4番としました。

◎右側は臼歯関係が前後的なずれの大きいAngle class II であり動的治療期間中
に上顎大臼歯が予測より近心に移動すると咬合が安定しないため、上顎大臼歯の
固定を最大とするために抜歯部位は右上4番とした。

◎短根が動的治療後にさらに進む可能性も考えられたが、生涯にわたりメインテ
ナンスを継続する事で保存は可能であると考えた。

下顎左側の抜歯部位について左下5番にインレーが装着されていたので下顎左側
の抜歯部位を左下4番→左下5番に変更する事を検討しましたが以下の理由によ
り変更せず下顎左側の抜歯部位を左下4番としました。

◎左下4番の舌側咬頭が未発達であり左下5番を抜歯すると動的治療後にしっ
かりとした噛み合わせ(咬頭嵌合)が得られにくいと考えた。

◎左側は臼歯関係が軽度のAngle class II であるため大臼歯の移動量を上下で
大きく差を付ける必要がないため上下同名歯の抜歯が良いと考えた。

◎唾液検査の結果から虫歯のリスクが低いと考えられたのでインレーであって
もメインテナンスをしていけば長持ちさせられると考えた。

動的治療期間は約30ヵ月、その後の保定期間(リテーナー装着期間)は約24
ヵ月を予定しました。

■ 動的治療後の評価
動的治療期間は予測を超えて約35ヵ月かかりました。治療期間が予測期間より
長くなってしまった理由は臼歯のAngle class II の改善に予想よりも時間がかか
ってしまったためと考えられました。

【顔貌所見】
矯正治療完了後の顔貌は前歯の後退により、口唇の突出感や緊張感は改善し自然
な口唇閉鎖が可能となり審美的にも良好な側貌になりました。

【口腔内所見】
治療計画通り上顎大臼歯は最大限の固定によりあまり近心に移動させず、下顎大
臼歯を積極的に近心移動した事で上下歯列の前後的な位置関係は改善し臼歯関係
は左右対称なAngle class I になりました。

上下顎歯列は左右対称のアーチ型となり、咬合平面は平坦化し前歯から臼歯まで
歯の高さがそろい、咀嚼時に上下の歯が全体で同時に接触する安定した咬合関係
を得る事が出来ました。上顎前歯は後退し、上下歯列の叢生は改善され、過蓋咬
合も改善されました。虫歯や歯周骨の吸収、歯肉退縮の進行は認めませんでした。

【X線写真所見】
セファロのX線写真所見でも上顎大臼歯は固定され前歯が後退し、口唇の突出感
が改善されている事がわかります。パノラマX線写真では右上5番の歯根吸収が
わずかに進行した事が確認できました。第3大臼歯は埋伏したままで大きな位置
の変化はありませんでした。

【唾液検査結果】
虫歯の原因菌は依然として少なく、歯の磨き残しは減少し、唾液分泌量は増加し
う蝕のリスクは矯正治療開始前に比べて減少しました。

【保定期間のメインテナンス計画】
保定期間は動的治療期間に比べ来院間隔が3~4ヵ月に一度に開いてしまい動的
治療期間中に行っていたフッ素洗口の間隔も開いてしまいます。唾液検査結果で
はフッ素の家庭での使用が不十分であったため、家庭での使用をしっかりと行っ
ていただくように指示しました。

また、ホワイトニングを行いメインテナンスで歯の健康を維持するだけでなく歯
の白さも改善し維持するようにしました。左右上6番、左下6番は修復物の不適
合によりフロスが引っかかり、咬合の変化による咬合面形態の変更が必要と判断
しましたので再修復としました。

■ 矯正治療完了後の評価
保定(リテーナーの装着)は約25ヵ月行いました。

【顔貌所見】
動的治療後から明らかな変化はなく機能的・審美的に安定していました。

【口腔内所見】
保定期間を通してわずかに前歯の重なりは深くなりましたが、それ以外の問題は
認められず保定装置を除去しても叢生や空隙の発生は認められませんでした。

【X線写真所見】
セファロの重ね合わせでも動的治療後に大きな変化はなく安定した状態です。パノ
ラマX線写真でも第3大臼歯は変化していなかったのでこのまま経過観察する可能
性が高いと考えています。

【唾液検査結果】
保定期間中のメインテナンスにより口腔衛生状態はより良好になり虫歯・歯周病
のリスクはさらに減少しました。

■ 考察

本症例は上下歯列の前後的なずれを表すAngle class II を改善するために時間が
かかり全体の治療期間が長くかかってしまったものの、抜歯をして矯正治療を行
い、歯並びや噛み合わせが安定し治療開始前に比べて口腔衛生状態が改善する
当院での標準的な症例です。

矯正治療により歯並びが良くなると虫歯や歯周病予防には効果的ですが、長期
間に矯正装置を装着する事で装置装着期間の虫歯歯周病リスクは上昇します。
これらのリスクを放置したまま矯正治療を進める事で歯並びや噛み合わせが良
くなる事で得られるメリットを十分に得られていない症例にしばしば遭遇しま
す。矯正治療を行う際にはメインテナンスを並行して行い口腔衛生状態を良好
に保ち虫歯と歯周病予防を行いましょう。

また、矯正治療では保定期間中の後戻りが問題視されますが、適切な診断、適
切な治療期間をかけた矯正治療では問題となるような明らかな後戻りはほとん
ど起こりません。後戻りが起こるという事は治療方針自体に問題がある可能性
があり、特に強引な非抜歯の矯正治療や短期間の矯正治療は著しい後戻りを起
こすことがあります。

このような場合では治療方針を一からやり直す必要があるため再治療のための
治療期間や費用も含めた矯正治療に対する負担は膨大となります。矯正治療の
良否は保定期間が終了するまで患者さんにはっきりとは解りませんが、その原
因は治療開始前の診断にある場合が多いので耳障りの良い言葉に惑わされず担
当医の診断をしっかりと理解して治療を開始する事が大切です。

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■ ヒルマヤスアキのホッとひと息 院長・晝間康明
「X線写真のデジタル化」

ひるま矯正歯科では、新たな設備投資としてX線写真のデジタル化を行いました。
口腔内写真は2004年からデジタル化しカウンセリングルームや診療室のPCモニ
ターで表示する事で、よりわかりやすい説明ができるようになったと実感し、X
線写真も従来のフィルム型ではなくデジタル化にすべきと考え何度かX線写真の
デジタル化を検討していました。

しかしデジタルX線写真ではフィルム型のX線写真画像に比べコントラストが強
くなりすぎて初期の虫歯や歯周病の発見に不利となること、周辺機器も含めた性
能面と価格の折り合いがつかずなかなか導入に踏み切れませんでした。

今回X線写真のデジタル化に伴い、価格も落ち着き始めた高機能イメージングプ
レート型のデジタルX線写真システムを導入しました。通常の歯科用デジタルX
線写真撮影方法ではCCD型とイメージングプレート型に分かれます。CCD型の
デジタルX線写真では、撮影と同時に画像をデータベースへ転送できる事から
管理は容易ですが、一般的な機種では撮像範囲は狭くX線の不透過性が高い歯や
骨などの硬組織は白く映りすぎ不透過性の低い軟組織は黒く映りすぎるコントラ
ストの強い画像となってしまい精密な診断を行うには適していません。

従って医科の領域ではイメージングプレート型が主流です。イメージングプレー
ト型ではアナログX線写真に近いコントラストを表現できますが、イメージング
プレートをスキャニングして画像化する機械の精度によって画質は大きく異なり
ます。

一般的に医科と歯科ではスキャナの精度に差があり通常の歯科医院が導入してい
るイメージングプレートスキャナの画質はあまり高くありませんでした。
しかし、医科と同じ構造で大学や総合病院にも導入されている高機能イメージン
グプレートスキャナの普及型を導入する事が可能となりましたのでX線写真のデ
ジタル化に踏み切りました。さらに、iPadを院内の無線LANに配備する事でiPad
上でデジタル化された口腔内写真やX線写真を閲覧する事も可能になりました。

今後は、このデジタル化したX線写真やiPadを利用しながらより正確な診断と
わかりやすい説明を皆さんに行えると思います。

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■ fromデータ その12
「矯正治療とEBM2」 歯科医師・松原大樹

前回のfromデータでは矯正治療に関するエビデンスレベルの高い論文が少ない
というお話をしました。そこで今回は数少ない矯正のエビデンスのある論文を
厚生労働省が委託している医療サービスであるマインズからコクランライブラ
リーのレビューを紹介したいと思います。

レビューを読む前に用語を説明します。
【オーバージェット】上下前歯の前後的位置の距離を示します。正常咬合では
+2~3mmです。例えば反対咬合であれば-2mmと示し、上顎前突であれば+6
mmと示します。

【ANB】上顎骨と下顎骨の前後的位置関係を判断する角度を示します。正常咬
合では+2~3°です。例えば骨格性反対咬合では-2°と示し、骨格性上顎前突で
あれば+10°と示します。

【機能的矯正装置】ワイヤーやゴムなどの矯正材料の力ではなく、咬む力など、
口の周りや顎顔面の筋肉の力を利用して矯正治療をおこなう装置。

【ヘッドギアー】着脱式(可撤式)の矯正装置のひとつで、上顎前突等の不正
咬合の治療に使用します。ヘッドギアーのように、口の外にも装着するタイプ
の矯正装置を「顎外固定装置」といいます。

◇◇◇

小児の上顎前突の矯正治療

【背景】上顎前突は重要でかつ将来的に障害を及ぼす可能性のある歯科矯正上
の重要な問題である。この症状は、永久歯萌出期に発現するので、矯正装置を
装着して、上顎前歯の前突を減少させるよう矯正歯科医に依頼されることが多
い。もし年少期に依頼された場合、矯正歯科医はその患者をすぐに治療すべき
か、あるいは患者が若年青年期になるまでしばらく待ってから治療を開始する
べきかというジレンマに直面する。また、矯正歯科医が治療を青年期に行う場
合には、いろいろなタイプの矯正装置で治療されるが、現在まで治療に用いら
れる各種装置の有効性を比較したエビデンスはほとんどない。

【目的】上顎前歯の前突の矯正治療を、児童が7~9歳児か、あるいは若年青
年期に行った場合、またその両者について各種の矯正装置で行った場合の有効
性について評価する。

【主な結果】今回の検索では185編の論文もしくは抄録が該当した。これらの
うち、105編の論文を入手してレビューを行った。アングルII級1類の592人の
患者に基づく8編の研究を採択した。

【早期治療との比較】432人を対象とした3つの研究が、機能的矯正装置による
早期治療を未治療と比較している。最終的なオーバージェットは未治療群よりも
-4.04mm有意に減少しており、ANBとANB変化量にも治療群と未治療群で有意
差があった。

ヘッドギアーを使用して治療群と未治療群では-1.07mmとわずかであるが、有意
なオーバージェットの減少効果が認められた。同様に、ヘッドギアー群では、最
終的に、ANBの-0.72の有意な減少が認められた。

早期治療においてヘッドギアーと機能的矯正装置間の最終的なオーバージェット、
ANB、ANB変化量には有意差は認められなかった。

【青年期の治療】ヘッドギアーあるいは機能的矯正装置による早期治療を受けた
群と早期治療を受けなかった群の間では、最終的な治療後において、オーバージ
ェット、最終的なANBに有意差は認められなかった。同様にヘッドギアーと機能
的矯正装置による早期治療群間でも、オーバージェット、最終的なANBに有意差
は認められなかった。

【レビューの結論】もはや、上顎前歯前突児童の早期矯正治療を行うことは、若
年成人期に1回で矯正治療を行うよりも有効とは言えない。

◇◇◇

レビューの結論では一般的な上顎前突の症例であれば、早期治療はやってもやら
なくても永久歯萌出後に仕上げの治療を行えば同じ治療結果になるということで
す。この問題でよく議論されることが早期治療をしなかったときの影響、例えば
打撲等による上顎前歯の外傷や見た目などの精神的影響、顎関節への影響、治療
した場合の影響、患者さんの治療による精神的、肉体的、金銭的な負担がありま
す。これらのことを考慮して、矯正担当医の考え方や今までの経験、患者さんの
希望などにより治療の有無を決めていくことが大切なのではないでしょうか。

 
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■ ひるま矯正歯科からのお知らせ

<あなたの矯正治療体験を聞かせてください>

ひるま矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協力いただける
方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、ひるま矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、ひるま矯正歯科を選んだ理由、矯正治
療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソードなどお持ち
の方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:ひるま矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・ひるま矯正
歯科ホームページ

● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

今回インタビューをさせていただいたのは、リテーナーも終了されたKさん。
矯正治療を始めたのは今から6年前ということもあって、記憶をたどりたどり
いろいろなことを一所懸命思い出して答えて下さいました。これから数ヶ月に
一度通院してメンテナンスを受けるとのことで、ご本人も「これでもう安心」と
いう感じで嬉しそうにされていたのが印象的でした。

さて『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は2012年1月末ごろ配信いたします。
これから年末にかけてぐっと冷え込んできます。皆さまどうぞご自愛下さい。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(S)

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◎ ひるまだより とは
ひるま矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
下記アドレスからダウンロードできます。
http://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

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Presented by オーダーメイドの矯正治療《ひるま矯正歯科》

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