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矯正歯科専門医院からのお便り 2010年11月 vol.18

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 矯正歯科専門医院からのお便り

 

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こんにちは。
ひるま矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

ついに2010年も最後の月が始まります。この時期の楽しみと言えばイルミネー
ションですね! 日頃見慣れた町並みがキラキラと輝き出します。

立川でも昭和記念公園の「Winter Vista Illumination」、立川駅北口の「Tachi-
kawa 燦燦 Illumination」、立川駅南口の「たちかわ欅イルミネーション」が
あり、さまざまなイベントが企画されているようです。昭和記念公園は12月25日
まで、立川駅北口・南口は1月31日まで開催されますので、皆さんぜひ楽しんで
くださいね!

それでは矯正歯科専門医院からのお便り、『ひるまだより』36号のテキスト版
をお届けします。

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■ もくじ

□ 特集 ライターSの患者さんインタビュー4
「HPの質問コーナーはウソじゃなかった」

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息 院長・晝間康明
「痛みを乗り越えて質の高い治療を」

□ fromデータ その6
「二次う蝕と修復物の寿命」 歯科医師・松原大樹

□ ひるま矯正歯科からのお知らせ

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■ 特集 ライターSの患者さんインタビュー4
「HPの質問コーナーはウソじゃなかった」
◎奥歯が噛んでいても前歯は噛みあわなかったというMさんにお話しを伺いま
した。インタビューの内容をダイジェスト版でお届けします。全文はホームペ
ージをご覧ください。
http://www.hiruma.or.jp/html/interview/interview04.htm

◆矯正治療を始めようと思ったきっかけは?
◇写真にうつった顔がすごかったからです(笑)。私は奥歯が噛んでいる時に
前歯は噛み合わない開咬という症状だったのですが、それまで自分では前歯が
閉じないだけで歯並びは悪くないと思っていたんです。それが20歳ぐらいで
親知らずが生えてきてどんどん前方に歯を押し続けていたようです。緩やかに
進んでいったのでわからなかったんですが、その写真を見て歯並び悪いのかも!
と気づきました。

◆医院探しはどのようにしましたか
◇家の近くということで場所は立川、平日は通えないので土日に診療のあると
ころをインターネットで探しました。ひるま矯正歯科は、ホームページに先生
がきちんといろいろなことを書いていらっしゃるし、真面目にやっているとい
う印象を受けました。きちんと治療してくれそうというところが決め手ですね。

◆スタッフの印象はいかがでしたか
◇院長先生の印象が良かったです。ホームページの質問コーナーを読んでいて、
こういうのは書いているだけでウソじゃないのかなと疑っていたんですが(笑)、
先生にお会いして話をしてみたら、とてもしっかりと説明をしてくださって、
ああ、あれはウソじゃなかったんだと思いました。

◆矯正装置が入って不自由だったことはありますか
◇治療中は、食べられないものはないけど、食べにくいものが多いんです。装
置に慣れてからは、ワイヤーにいかに挟まずに食べられるかを考えました。海
草とかペットリくっつくものはダメですね。食べられるけど、恐ろしいことに
なっているので口を開けられない!(笑)一人で食べる時は挟み放題でガッツ
ガツ食べていました(笑)。

◆ひるま矯正歯科で治療をしてよかったですか
◇とてもよかったです。院長先生は信念があっていいなと思います。歯医者さ
んは痛くなったら行くところでしたが、予防に力を入れているなんてすごいで
すよね。昔は歯医者さんに行きたくなかったけれど今は定期的に通おうと思っ
ています。歯磨きもありとあらゆる歯ブラシを使って丁寧に磨くようになりま
した。

◆淡々と冷静に話すけれど内容がとても面白い。お友だちになりたいわ!と
思ったMさんでした。(S)

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【解説 — 院長・晝間康明】

●初診時の診断:「開咬合、両突歯列、叢生、右側偏位顎」

Mさんの骨格的な問題点は、上顎骨に対して下顎骨が後下方に位置しさらに右
側に偏位していたこと、下顔面骨格(鼻の下から下顎の先まで)に対して軟組
織が短く下顎先端オトガイ部の後退感も強い傾向を認めたこと。

歯槽性(歯と歯並び)の問題点は、下顎骨が後下方に位置している事から前歯
部の開咬、下顎骨が右側に偏位している事から上顎歯列正中に対して下顎歯列
正中が右側に偏位していたこと。

また前歯部は叢生(乱ぐい歯)を伴いながら唇側(前方)へ傾斜しているため
口唇が閉鎖しづらく閉鎖時のオトガイ部付近の緊張感によりいわゆる「梅干し」
が出来、側貌において口唇の突出感が顕著でした。

そこで、上下顎左右小臼歯及び親知らず(84・4、84・4)の抜歯により前歯
を後退させて叢生を改善するスペースを確保し、顎間ゴムにより開咬を改善す
る方針としました。治療期間は30ヵ月を想定して治療を開始しました。

治療結果は、抜歯により叢生が改善され前歯が後退し口唇の突出感が改善され
ました。また、犬歯や前歯の位置を調整する事で上下歯列の正中もほぼ一致さ
せる事が出来ました。治療期間は、ほぼ予定期間である29.9ヵ月で動的治療を
する事が出来ました。

本症例の様に開咬を伴う上下顎前突症例は、患者さんの顎間ゴムによる協力と
矯正歯科医の適切なアンカレッジコントロール(大臼歯が前にこないようにす
る工夫)が必要になる症例です。

特に顎間ゴムは装着の煩わしさから充分な協力が得られず治療期間が長引いて
しまったり、充分な治療結果を得る事が出来ない症例も経験しています。本症
例では患者さんが遅刻やキャンセルもせずに治療に対して協力的な姿勢を保っ
て頂いたおかげで質の高い治療結果を得る事が出来たと考えています。

動的治療後の検査において、虫歯や歯周病のリスクが減少した事を確認できま
した。しかし、軽度の歯肉炎を認めたため、これから保定期間(リテーナー)
を通してPMTC、歯石除去で改善していきます。

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■ ヒルマヤスアキのホッとひと息 院長・晝間康明
「痛みを乗り越えて質の高い治療を」

ひるま矯正歯科では待合室で閲覧して頂く本類の中に医療系の漫画の単行本を
置き、来院される皆さんに医療に対する知識や理解を深めて頂きたいと考えて
います。その漫画の中に『Dr.コトー診療所』があり、本の中で矯正歯科医とし
て考えさせられる場面があったのでご紹介します。

右手首の原因不明の疼痛を訴える患者の治療方針について、鳴海医師と
Dr.コトーの意見は対立します。鳴海医師は患者の痛みをとる事が医者の本分で
あり、無理な保存はその後の生活の質を落とすと考えていました。そこで痛み
の原因となっている右手首の切除により痛みを取り除き義手を装着する方法を
勧めます。

一方、Dr.コトーは辛いリハビリや痛みをともなう治療が必要であるものの、治
療により痛みを取り除く事は可能であり治療に伴う痛みを乗り越える事で得ら
れる肉体的・精神的なメリットが大きいと考え右手首の保存を勧めます。

矯正歯科治療は歯の移動や抜歯をする際に痛みが伴います。また装置によって
頬の内側や舌が傷ついたり、歯磨きがし辛くなって虫歯や歯周病が進行し痛み
が現われる事があります。この様な痛みは患者さんにとってはとても辛く、治
療中に痛みが続く事で患者さんの治療に対する気持ちを消極的なものに変え、
最終的には治療の質を低下させ治療結果も思わしくないものにしてしまいます。

したがって鳴海医師の考えと同様に、痛みを取り除く事が矯正歯科医の重要な
役割になります。しかし痛みが出るからと言って歯の移動や抜歯をしなければ
治療の質を担保できず、治療の目標であるきれいな歯並びや機能的な噛み合せ
を作ることができません。

そこで、Dr.コトーの考えと同様に痛みを乗り越えた先に質の高い矯正治療を
受けることができ生涯にわたって虫歯や歯周病で歯を失うことのないきれいな
歯並びと噛み合わせを手に入れることができるのです。

ひるま矯正歯科では治療の質を担保するために患者さんに痛みを乗り越えても
らう必要があると考えていますが虫歯や歯周病の痛みは苦痛を減少させるため
にPMTCや歯石除去に力を入れています。

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■ fromデータ その5
「う蝕(虫歯)治療」 歯科医師・松原大樹

皆さんの中には一度う蝕になり切削して修復物(詰め物)をすればもう二度と
その歯はう蝕にならないとお思いの方はいらっしゃいませんか? たまにこの
ような勘違いをされている方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。

むしろ一度修復物をしてしまうと健康な歯よりう蝕になりやすくなってしまう
のです。修復した歯が再度う蝕になってしまうことを二次う蝕といいますが、
ではなぜ二次う蝕になってしまうのでしょうか? 

●二次う蝕の原因

二次う蝕といってもう蝕には変わりませんのでう蝕が発症する原因がそのまま
当てはまります。さらに、健全歯面と比べて修復材料の金属やコンポジットレ
ジン(一般的に用いられる白い修復物の材料)は歯の材質とは異なるため、接
着材料を用いて接着しても歯面と修復物の間に微少漏洩(マイクロリーケージ)
と呼ばれるほんのわずかな隙間が生じます。そこにう蝕病原性細菌が侵入する
ことが二次う蝕の原因の一つと考えられています。健全な歯であればそういった
隙間が存在しませんので、修復物があるだけでう蝕のリスクがあがってしまいます。

もう一つの原因に修復物自体の問題があります。コンポジットレジンの表面は
歯の表面よりもプラークが付着しやすいことが報告されています。さらに時間
の経過とともに修復物の劣化により表面が粗造になり、プラークが付着しやす
くなります。また、修復物の辺縁破折が起こり、歯と修復物の間に段差や空隙
が生じ細菌の侵入やプラークの堆積がおこってしまいます。このようなことから
修復直後よりも経年的にう蝕に対するリスクが高くなってくると考えられています。

●修復物の生存期間

では修復物はどのくらいもつのか? ここで一つ論文を紹介したいと思います。

歯科修復物の使用年数に関する疫学調査
【調査目的】再治療が必要とされた様々な歯科修復物について、再修復に至った
原因と、それまでの使用年数を調べること。
【調査対象】歯科修復物が施されているにもかかわらず、歯科医師の判断により、
再治療または抜歯が適当と診断された3120歯。
調査時に、既存修復物の種類、および、その修復物の使用年数を、患者への聞き
取りに調査から求めた。
【調査結果】コンポジットレジン、インレー(歯の一部を金属などで修復した
もの)、鋳造冠(歯の全周を被せたもの)の平均使用年数はそれぞれ5.2 、
5.4 、7.1年であった。コンポジットレジン、インレーでは2次う蝕を原因と
して再治療される場合が多く認められた。

インレーや前歯部でよく用いられる補綴物では、脱落によって再治療されること
が多くみられた。しかもその使用年数は、他の原因で再治療された場合の使用年
数と比べて短かった。従って、インレーや前歯部でよく用いられる補綴物につい
ては、その脱落を可及的に防ぐことで、使用年数を効果的に延ばせるこの可能性
が示唆された。

この論文は1995年に発表された論文なので少し古く、ノルウェーの一般歯科
医師を対象にした報告書調査(2000年)では、コンポジットレジンの生存期
間は8年と報告されています。2008年、日本における発表ではコンポジット
レジンで9.67年、インレーで10.4年の生存期間と報告されています。

これらの調査報告はエビデンスレベルとしてはあまり高くはありませんが、修復
物の生存期間を知るには重要な報告であると思われます。

論文から修復物の生存期間が延びていることがわかります。これは、材料の進歩、
う蝕経験歯数の低下等からわかるようにう蝕そのものが減少していることから二
次う蝕も減少し修復物の生存期間がのびていることにつながっていると思われます。

修復物の生存期間は皆さんの日々の口腔内ケアーによって大きく変わってきます。
一度修復した歯を再修復するには、さらに歯を切削しなければいけません。歯は、
切削すればするほど寿命が短くなってしまいます。歯を失わないため、修復物の
生存期間を長くするため、また新たな修復物を入れないようにするためにも正し
い口腔内ケアーを行っていく必要があります。

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■ ひるま矯正歯科からのお知らせ

<あなたの矯正治療体験を聞かせてください>

ひるま矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協力いただける
方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、ひるま矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、ひるま矯正歯科を選んだ理由、矯正治
療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソードなどお持ち
の方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:ひるま矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・ひるま矯正
歯科ホームページ

● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

『ひるまだより』36号では、患者さんのMさんにインタビューをしました。
矯正治療中はとにかく食べ物がワイヤーにはさまるので、お茶やお水ですすぎ
ながら食べたそうです。ラーメンが前歯にありえない挟まり方をしたという
お話しの時は二人で大笑いしてしまいました! インタビュー全文はひるま矯正
歯科サイトのインタビューページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は、2011年1月末ごろ配信いたします。
お楽しみに!(S)

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◎ ひるまだより とは
ひるま矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
下記アドレスからダウンロードできます。
http://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

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Presented by オーダーメイドの矯正治療《ひるま矯正歯科》

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