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矯正歯科専門医院からのお便り 2010年1月 vol.13

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 矯正歯科専門医院からのお便り

 

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こんにちは。
ひるま矯正歯科『ひるまだより』編集部です。

2010年最初の月が早くも終わろうとしていますが、皆さまお元気でお過ごしで
しょうか。気温の変動が激しいので体調を崩されていませんか。
こんな季節にピッタリの食べ物に身体を温める働きのあるショウガがあります。
ショウガは、風邪をひきそうな時は生で食べるのがオススメ、身体を温めたい
時には炒めて食べるのがオススメだそうです。では、風邪をひいて身体を温め
たい時は?……ぬるめのショウガ湯がオススメです!

それでは矯正歯科専門医院からのお便り、『ひるまだより』31号のテキスト版
をお届けします。

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■ もくじ

□ 特集 ライターSのおしごとレポート2
「自分が納得できるものを作りたい」
歯科技工士・岩下貴史インタビュー

□ ヒルマヤスアキのホッとひと息 院長・晝間康明
「形式知と暗黙知」

□ ひるまだより歯列矯正相談室
「抜歯が必要と診断されました。抜かずに治療は無理でしょうか」

□ fromデータ その2
「EBMと情報収集」 歯科医師・松原大樹
・・マツバラタイキのちょっと横道

□ はじめまして! 受付・千葉亜紀子

□ ひるま矯正歯科からのお知らせ

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■ 特集 ライターSのおしごとレポート2
「自分が納得できるものを作りたい」
歯科技工士・岩下貴史インタビュー

◇ 歯科技工士の仕事は?
◆ 一般歯科では歯医者さんが削った歯に詰めるもの(インレー)や被せるもの
(クラウン)、義歯などを作るのが仕事ですが、矯正歯科では治療前後の状態を
説明する時に使う歯型模型と歯を動かす治療が終わったあと歯列が元に戻るのを
防ぐための保定装置(リテーナー)を作っています。

◇気をつけていることは?
◆期日に遅れないこと、きちんとしたものを作ることの2点ですね。歯型模型は
現状を忠実に再現することに気を配り、リテーナーは患者さんが装着時に違和感
を感じないよう上顎につく部分をできるだけ薄くするなど工夫をしています。イ
ンレーやクラウンは少しでもズレがあるとまた虫歯になってしまうので正確に作
ることを心掛けています。

◇嬉しいことは?
◆歯は、一人一人皆色が違います。色番号では表せない微妙な色や透け具合など
本物の歯のように作ることができ患者さんが喜んでくださるのが一番嬉しいこと
です。以前一般歯科で働いていましたがとにかく時間に追われていました。ただ
ただ作ることに必死でさらに良い状態に仕上げたいと思っても実際にはできなか
った。今は本当に良いものを作りたいと考え、自分が納得できるものを作ること
ができます。これからも患者さんに喜んでもらえるものを作っていきます。

◇質問に対し模型を使ってひとつひとつ説明する姿に、丁寧な仕事ぶりが垣間見
えました。(S)

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■ ヒルマヤスアキのホッとひと息 院長・晝間康明
「形式知と暗黙知」

2009年、私にとって最大のスポーツニュースはワールドベースボールクラシッ
クにおける日本の二連覇でした。私は小中学生と丸刈りの野球小僧でしたので日
本を代表する選手たちのスーパープレーや勝利に興奮と感動を覚えました。

スポーツの技術は先輩や指導者に教えてもらい上達しますが、指導内容には伝わ
りやすいものと伝わりにくいものがあります。言葉や図などの形式で伝えること
のできる伝わりやすい情報を形式知、いわゆるコツや感覚的な伝わりにくい情報
を暗黙知と呼びます。トップアスリートは一般人には理解出来ないような暗黙知
の蓄積から華麗な技を生み出しているのだそうです。

歯科治療においても教科書や論文で理解できる形式知と先輩や同僚の治療を見て
感じとったり臨床経験を積んで初めて理解できる暗黙知があります。特に日々の
臨床で感じる気付きの蓄積による暗黙知が治療の質に与える影響は大きく経験豊
かな医師が質の高い治療を提供できる理由は暗黙知によるものと言えます。

暗黙知は解析方法や表現方法を変えることで形式知に変換することが可能です。
暗黙知を形式知化する事で技術の経時的な変化や第三者との検討が可能となり、
より深い考察や改善策が見つけやすくなります。ひるま矯正歯科では治療結果を
データ化して分析し、治療の質を向上させる努力を続けています。本年もどうぞ
よろしくお願いします。

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■ ひるまだより歯列矯正相談室
ひるま矯正歯科ホームページの質問コーナーに寄せられた投稿と回答をテー
マごとに編集して紹介します。

Q.抜歯が必要と診断されました。抜かずに治療は無理でしょうか。

A.抜歯をできるだけ避けたいと考えるのは、患者さんだけでなく矯正医も同じ
です。しかし日本人の不正咬合においては、非抜歯でできるケースはかなり限ら
れているのが現実です。

非抜歯治療と抜歯治療の違いを端的に言えば、非抜歯は歯列弓(放物線状の歯の
並び)を膨らませる考え方、抜歯は歯列弓を縮める考え方です。治療後の側貌
(口元)はどちらが望ましいか考えるまでもないことです。

歯は抜かないですむなら抜かないに越したことはありません。しかし、どんな歯
並び咬み合せであろうが、数が多い(抜かない)方がいいという考えは間違いで
す。注意深く手入れをしていれば不正咬合(悪い歯並び、咬み合せ)にはならな
いはずという考えは妄想に過ぎません。ほとんどの不正咬合は生まれながらにな
るべくしてなったものです。

機能的で審美性に優れた歯並び、咬み合わせ、調和のとれた口元、美しい笑顔。
矯正治療でこれらを手に入れるには顎の大きさと歯の数の調和がとれていなけれ
ばいけません。これが矯正治療で抜歯をする最大の理由です。

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■ fromデータ その2
「EBMと情報収集」 歯科医師・松原大樹

近年、医療の現場では「患者さん中心」という言葉を頻繁に耳にするようになり
ました。昔の医療は医師が「この治療を行います」といえば患者さんは「よろし
くお願いします」という治療のイメージがありますが、今は違います。

「インフォームドコンセント」、「セカンドオピニオン」などの言葉が出てきて
いますが、様々な治療法のメリット・デメリットを医師に説明してもらい、その
上で患者さん自身が納得し、自分に合った治療法や病院を選ぶことができるので
す。患者中心の医療というのは「自分の治療に主体的に参加し、選ぶ」というこ
とです。

◆ 信頼できる情報を得るには?

皆さんは専門的な知識がない中で自分の治療法や病院を選ぶときにどのようにし
て選びますか? 多くの人はテレビや雑誌で紹介された治療法やインターネット
を通じて情報を得ていると思います。

しかし、残念ながらメディアで伝わってくる情報やインターネットに出ている情
報はすべて正しい訳ではありません。もちろん信頼できる情報もたくさんありま
すが、専門家からみると全く見当違いのことを言っているものもあります。

2年ほど前には「納豆はダイエットによい」という捏造された情報がテレビで放
送され、大きな話題になったこともありました。

このようにあいまいな情報があふれている中でどのようにして適切な情報を選び
出し、どのようにしたら信頼できる情報を得ることができるのか? その答えが
「EBM」にあります。

◆ EBMが患者中心の医療に不可欠!

前回もお伝えしましたが EBM とは治療や薬の効果を長期間フォローアップした
結果から得られる科学的根拠に基づいて、患者さんに治療法や薬の処方をしてい
くという考え方です。医療者は患者さんを治療する時、エビデンスを基にしてい
ます。

EBM は、患者中心の医療に欠くことができないものであり、そのためには医療
者側・患者側の両方がエビデンスを理解し、その上で利用していくことが必要な
のです。

◆ エビデンスの信頼性

では患者さんは何を調べればいいのか?

EBM の基準になっているのは、世界中の研究者が発表している論文ということ
になりますが、論文であれば何でもいい訳ではありません。エビデンスを出す研
究方法にはいくつかあり、その研究方法によって「エビデンスレベル」が変わっ
てきます。この「エビデンスレベル」とは、信頼性と言い換えてもよいでしょう。

具体的に研究種類を書き出してみるとエビデンスレベルは

Ia ランダム化比較試験のシステマティックレビュー
Ib ランダム化比較試験
IIa コホート研究のシステマティックレビュー
IIb コホート研究、追跡率80%未満のランダム化比較試験
IIc アウトカム研究、生態学的研究
IIIa 症例対照研究のシステマティックレビュー
IIIb 症例対照研究
IV (対照を伴わない)症例研究、横断研究など
V 批判的吟味を伴わない権威者の意見、症例報告など

の順で高く、高ければより信頼性が高いと考えられています。

あまりなじみのない言葉が並んでいるのでよくわからないかも知れませんが、
次号は研究種類についての説明と具体的な論文検索の方法を紹介したいと思い
ます。

■マツバラタイキのちょっと横道

子供による凶悪犯罪が増えているというニュースをよく耳にします。しかしデ
ータ(未成年の殺人犯検挙人数 警視庁犯罪統計書より)を分析してみると、
少年による殺人事件が最も多いのは戦中から戦後で、その後は減少に転じ、今
に至るまで増加傾向はまったく見られません。

メディアが神戸児童殺傷事件などの一部事件の残虐性を大きく取り上げ、その
結果にもっともらしい理屈をつけたため、今の少年は凶暴化しているというイ
メージを持ってしまっているのかもしれません。(分析したデータが殺人犯検
挙数のみなので何とも言えませんが……)医療だけでなく、普段から当たり前
だと思っていることにもデータを使うと違った見方ができると思います。

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■ はじめまして! 受付・千葉亜紀子

昨年9月から受付を担当させていただいています。私は小学校低学年の頃に矯
正治療をしていました。装置が入ったばかりの頃、全部の歯が虫歯になったん
じゃないかと思うくらい痛くて泣いたり、うまく話せなくなったり男子にから
かわれたり少しせつない記憶があります。

ある日の放課後、担任の先生が歯科矯正のしくみを説明した番組のビデオを流
し始め歯科矯正がどういうものか、私がなぜ治療をしているのかを説明し、男
子達を前に集めて「千葉がきれいになっても知らないぞ~」と言ってくれた時、
恥ずかしい事をしてるんじゃないんだとほっとしたのを覚えています。

歯並びがすっかりきれいになると、いつの間にか月1回の通院もしなくなって
いました。その後親知らずがはえたりしてあの頃のきれいな歯並びはどこへ…
というのが現状です。

ひるま矯正歯科で働き始めて保定装置を初めて知った時驚きました。メインテ
ナンスの大切さを知っていれば違ったかもと後悔しています。

忙しい中通院されている患者さんが通いやすく、治療の不安や疑問をなげかけ
てもらえるような受付になれるように頑張っていきたいと思っています。

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■ ひるま矯正歯科からのお知らせ

<あなたの矯正治療体験を聞かせてください>

ひるま矯正歯科で治療中または治療を終了された方で取材にご協力いただける
方を募集しています。

● 取材は30分~40分程度、ひるま矯正歯科で行います。

● 取材内容:矯正治療を始めた理由、ひるま矯正歯科を選んだ理由、矯正治
療中、大変だったことなどなど。ひるま先生の面白エピソードなどお持ち
の方は大歓迎!! 『ひるまだより』編集部が取材させていただきます。

● 掲載媒体:ひるま矯正歯科ニュースレター『ひるまだより』・ひるま矯正
歯科ホームページ

● 掲載内容:インタビュー記事、担当医師による症例解説・写真(治療風景
・スタッフとの記念写真・症例写真など)

ご協力いただける方は、お電話かメールでお知らせください。ご協力よろしく
お願いします。

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■ 編集後記

『ひるまだより』31号では、歯科技工士の岩下貴史さんを取材しました。
岩下さんの仕事の様子を拝見しましたが、細かい細かい作業に没頭しておられ
ました。少し削っては確認するの繰り返し。自分の作品を仕上げていくようで
本当に楽しそうでした。

『矯正歯科専門医院からのお便り』次号は、3月末ごろ配信いたします。
お楽しみに!(S)

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◎ ひるまだより とは
ひるま矯正歯科で、隔月で発行しているニュースレターです。
下記アドレスからダウンロードできます。
http://www.hiruma.or.jp/html/newsletter_top.htm

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Presented by オーダーメイドの矯正治療《ひるま矯正歯科》

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042(526)3376 
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