| HNさんは当院の患者さんではないですよね?差し当たって思い当たる患者さんはいらっしゃらないので、そうではないとして回答します。 小学6年生の頃から始めて今は高校2年生ということですから、HKさんはすでに5年近く矯正装置を入れていることになります。その間、予約はほとんどキャンセルすることなく、通い続けて5年ということでしょうか。そうだとすれば、やる気を無くした気持ちはよく分ります。 きっかけは<すきっ歯>ということですが、患者さんが治したいと思っているところを治すのは当然として、矯正医はもっと全体的に深く、歯ならび、咬み合せを見、考えて治療しますので、HKさんの歯ならび、咬み合せは、ご自身が思っている以上に問題が多く、難しいケースであったように思います。HKさんの最初の状態を詳しく見てみないと分りませんが、先生はその部分で苦労し、今現在まだ満足のいく状況にないため、外すことができないものと推測されます。 ところで、HKさんが掛かられているのは矯正歯科専門医院でしょうか、そして、支払い方法は、総額制でしょうか、それとも通院の度ごとに決まった額を支払い続けるやりかたでしょうか。もし、通っているところが矯正歯科専門医院でなかったら、専門医院を探して一度診てもらった方が無難です。 また、支払い方法が通院ごとに定額を支払う方式であれば、すでに当初予定の見積もりを大幅に越えているかと思います。ここは、お父さんかお母さんにお願いして、今現在の状態(何が悪くて装置を外せないのか、それはなぜ起きたのか等)、そして、どうなったら外せるのか、それはいつ頃なのかを、キチンと質(ただ)してもらうことです。それで納得したら、ここであきらめずにもう一踏ん張り頑張って、最後までやり遂げて下さい。
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