| 2007/03/19(Mon) 16:52:11 編集(投稿者)
説明責任を強く意識されている先生なのでしょうか、(それとも気さくが過ぎたのか)話さなくてもいい話をしたことと少し軽率な話し方をしてしまい、返って心配させることになって先生は慌てたかもしれません。手術は患者さんにとって極めて大きなことですので、ナーバスになる気持ちはよく分かりますが、<予定より多く切ってしまった>というのは考えにくく、<予定より後退し過ぎた>ということかなという気がします。 ただ、手術はメジャーをもって計りながら顎の位置を決めるわけではなく、離断した下顎の位置は術前矯正で作った位置にしか収まりません。言い換えれば、下顎の位置は術前矯正の仕上げで決まるので、手術中の誤差はあまり問題にすることはありません。 初診時の治療計画で後退量を5ミリとか7ミリといっても、机上の計画どおりに動くとはかぎりませんので、最終的には手術の時に収まる所に収まることになりますが、その差は通常僅かで、術後矯正はその調整のためにあるともいえます。 ということで、<実際に外科手術のずれはよくある事なのでしょうか>と心配することはない、といってよいかと思います。
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