| <私は‥‥噛み合わせを探ろうとする癖がある>という文言が気になります。これは、仰臥位や座位の問題ではなく、プレーンさんには顎位が安定しない何かがあるのかもしれません。 年齢の低い子供の場合はともかく、通常は「顎を前に出さないようにして、(ときに術者が手指で顎を軽く押しながら)奥歯で咬んでください」と指示すると、まず大抵は躊躇なく顆頭安定位と考えられる位置で咬んでくれます。 矯正患者には、中心咬合位という最大面積で咬む位置(その人が咬みやすい下顎の位置)が、顆頭安定位とかなりズレているケースは当然あって、(咬み方が2通りになることから二態咬合(Dual bite)という言い方をしますが)、矯正医はそれを承知して、顆頭安定位に可及的に近い位置が中心咬合位になるように矯正していきます。
プレーンさんの不正咬合が何で、どんなテクニック(どういう矯正医)で、どのような治療方針か、そして矯正は今どこまで進んでいるかが問題ですが、歯科大学病院が近ければ、そこの矯正科でセカンドオピニオンを受けておくといいかもしれません。もし仮に、顎関節に問題があればその専門の医局員が診査しますので、プレーンさんの場合は、他の矯正歯科でのセカンドオピニオンより大学の方が望ましいと考えます。
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