| とまとさんの矯正的詳細が分からないので、確かなことはいえませんが、ご投稿を読むかぎりでは、とりたてて神経質になる程のことではないように思います。 まず、奥歯の虫歯は、とまとさんのご指摘どおり<矯正は虫歯の治療を終えてから始める>のが原則ですが、歯科的に見て、さし迫って早急な治療は必要でなく、注意深い観察のもとに、咬合が安定してから本格的な修復処置をするのが、先生の心づもりかと推測します。 このようなことは全くないわけではなく、今早急に大きな詰め替えをしても矯正治療後に咬合が変わるため、治療後に改めて詰め替えが必要になるので、重篤な虫歯の進行がなさそうであれば、あるところまで<注意深い観察下に放置する>ことは、あながち間違ったこととはいえません。決して無責任に放置しているとは思えませんので、この件は、心配であれば、時々「虫歯の進行は大丈夫かどうか」尋ねて、確認されれば安心かと思います。その時に、治療が必要な状況と判断されたら、それ以上放置することなく何らかの手段は必ずとるはずです。 インプラントについては、とまとさんの不正咬合が何か分からないのと、それに対する先生の治療方針が分からないので、より確実なコメントは出来ませんが、下顎にはそもそもインプラントを打つ計画になっていない、ということはありませんか。その種の不正咬合であれば、あえて下顎にインプラントを打たないことは十分考えられます。この点はキチンと先生に確認なさってください、先生が明確に答えてくれるはずです。 また、もともと下顎にもインプラントを打つ予定であったとしても、症例によっては常に同時に打つものでもなく、必要な時期になってからで十分というケースもあるでしょう。文面からすると、とまとさんのケースは上顎前突が推測されるのですが、そうであれば、ことに下顎の装置は、抜歯後あまり急いで装置を入れなくても大丈夫で、場合によっては、計画的にしばらくそのままにしておくことはあり得ることです。 抜歯後から装置装着(動的治療開始)までは、厳密に言えば3週間以内が望ましいところですが、現実にはほとんどそのようなことは無理で、実際はそれで問題はありません。ことに、とまとさんの場合は、インプラント矯正という絶対固定の保証があるので、先生は安心しているのではないでしょうか。そして、そうであれば、それで大丈夫というのがセカンドオピニオン(回答者)としての見解です。
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