| 以下は回答ではなく、<先生のご意見を>という要望にお応えする視点で返答するものです。 まず、ゆうこさんの矯正資料がなく詳細は分かりませんが、当方の見解はゆうこさんと異なって、最初の見立てである<抜歯の必要はない>、<非抜歯で奥歯を後方に広げ治療する>という方針が間違いだったのではないか、と考えます。 そして、治療がうまくいかなくなってから<上顎の第4小臼歯2本(正確には第2小臼歯、または4番)>のみを抜歯したことが問題であり、さらに、当初非抜歯で進めるために<装置を装着する時に重なっていた歯を削って>、という処置が不必要だったのではないかと考えます。 その理由については、この質問コーナーの記事検索から、「抜歯、非抜歯」などをキーワードに検索していただき、その回答を熟読玩味していただくと理解していただけるかと思いますが、10年ほど前から、若手の矯正医や小児歯科医の間で“流行り出した”非抜歯治療が、いよいよ反省の時期に入ったのではないか、という思いを強くします。 ゆうこさんの治療は、通法どおり上下左右1本づつを抜歯(4本抜歯、親知らずを入れて8本抜歯)が正道ではなかったかと思います。<納得いかない>ということですから、ゆうこさんには、これまでの治療の経緯と今の状態について、信頼のおける矯正歯科専門医にセカンド・オピニオンを求めてはいかがでしょうか。なお、深い根拠はありませんが、仮に司法に訴えても、このケースでゆうこさんが勝訴できるかどうかは疑問です。
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