| 人間が生まれ持つ歯に大事でない歯というのは基本的に無いのですが、その中でも特に大事なのは、犬歯と第一大臼歯の存在とその位置（咬み合わせ）というのは確かです。ただしそれは、それらの歯が健全であるという条件で成り立つ話ですから、根管治療までされている第一大臼歯を残して矯正治療した時、いづれその歯がダメ（抜歯）になって義歯（ブリッジやインプラントなど）になることが予測されるくらいであれば、第一大臼歯を抜歯して健全な第二大臼歯等で代用することは、成人矯正ではよくあることです。
＜左右非対称の歯を抜歯することは薦められるものか？＞
左右対称に抜歯することは望ましいことですが、非対称に抜歯しても治療上苦労するのは矯正医であって、技術的に失敗しないかぎり仕上がりが問題になることはありません。したがって＜リスク＞という考え方は無用といえますが、治療期間が長くなることは十分考えられます。
緑茶さんは両顎前突ということですから、矯正上の抜歯は避けられないケースですが、大臼歯抜歯の前に小臼歯抜歯の話はないのでしょうか。審美的な面を考えると、口元を十分後退させるためには後方歯である大臼歯抜歯だけではむずかしく、小臼歯抜歯も考慮する必要があるように思います。そのような方針が提示されたら、緑茶さんはまた悩みを抱えるかと思いますが、その時は改めてご相談ください。
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大臼歯抜歯について
/ 緑茶 (04/09/06(Mon) 22:48) #1005 
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