| <わたしは不正交合>とお書きですが(正式な漢字は不正咬合)、たとえば下記サイトの「症例チェック」などからご自分で判断して、MKさんはどれに相当するケースでしょうか。 http://plus.e-kyousei.tv/ 内容からすると下顎前突かと思いますが、それはともかくとして、このご質問はどこかの回答からの関連でお尋ねになっているのでしょうか。他の回答から断片的な文言だけを捉えて自分に当てはめると、齟齬(そご)を生じる危険があります。 回答書きはこの質問コーナーの他に、e-kyousei.comというサイトの「みんなの疑問Q&A」という所で、立川先生のハンドルネームで回答していますが、最近、もう一つ、上記e-kyousei.com PLUSというサイトの[みんなの掲示板」に、矯正専門医の名前でいくつかお答えしています。この「みんなの掲示板」に掲載されたマージナルマンという方の質問<受け口気味なのですが‥>への回答を、MKさんは読まれたのでしょうか。 e-kyousei.com「みんなの疑問Q&A」 http://www.e-kyousei.com/html/for_p/qanda.htm e-kyousei.com PLUS「みんなの掲示板」 http://plus.e-kyousei.tv/cgi/tpxbbs/cf.cgi
MKさんの不正の状態はわかりませんが、MKさんのいう<ちょっとでも顎が出ていると矯正が出来ないという事か>というのが、<外科矯正ではなくいわゆる歯牙移動による矯正治療はできないのか>、<外科手術でなくてはダメなのか>という意味であれば、それはそうではありません。しかし、矯正治療を受けようとする気持ちの中に、顔貌(側貌、口元、顔立ち)の審美的な改善があるとすると、その要望に応えるのは外科手術が最善手で、骨格そのものを変えることができない歯牙移動のみの矯正治療では、その面では限界があります。その点は、治療方針を決定する際に十分話し合うべき事柄であり、また、そのようにしているつもりですから、下顎前突がすべて外科矯正というわけではないことは、いうまでもありません。 <矯正だけで歯の治療は行ってないのでしょうか?> 現在は矯正歯科治療専門で、一般歯科治療(いわゆる歯の治療)は行なっておりません。蛇足ですが、矯正歯科医院は<歯を動かしていればいい>という時代は終わったように思います。経験的に、いい矯正治療を行なうのも、その後の安定も、健全で行き届いた歯と歯茎(歯周組織)の手入れが無ければ成り立たないことが分りました。当院は、今年の前半に全面的な改修と診療形態の大幅な改革を行ない、予防歯科診療とそれにともなう必要な一般歯科治療を手掛けることにしています。 あくまでも矯正歯科治療が中心ですが、その治療過程の中で必要な“歯の治療”は、今後は行われることになると考えていただいて結構です。そのために一般歯科医が常駐することになります。
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