| こんにちは,晝間康明@ひるま矯正歯科です. 早速ですが質問にお答えします.
> 病院を変えるのはよくないと、言われていますが、実際に同じような状況にいる方は少なからずともいらっしゃると思います。 > どうすればいいでしょうか? > 日本で装置をつけた場合、海外の歯科医で診てもらえますか?
ご指摘のように,矯正歯科治療は出来るだけ最初から最後まで同じ歯科医院で治療を行った方が良いと考えます,これは,矯正歯科治療に対する術式が多数有り扱う術式が各医院によって異なる事,治療開始医院と転医先医院で治療費を支払う事になり治療費が重複し患者さんの経済的な負担が大きくなってしまう事,長期に渡る治療であるため治療に対する責任の所在が不明確になる事から転医はお勧めしていません.もし,転医をされる場合は診療の流れや装置が可能な限り同じ歯科医院に転医する必要があります.
日本国内であれば,ある程度治療方針を一致させて転医する事は可能であると考えます.また欧米では矯正治療が普及しているため,転医先が欧米であれば転医は可能であると考えます.しかし,転医先で装置を付け替えたり,治療方針が変更になって治療期間が長引いたり,新たに治療費が発生する可能性は高いでしょう. 一方,矯正歯科治療が普及していない国に勤務される場合は,転医する事が困難になるかもしれません.その際は,海外に赴任される前に日本で矯正治療を中断する必要があるでしょう.矯正治療は中断すると噛み合わせのバランスが崩れる事になるので,そのような状況が想定される場合は矯正治療を開始する事をお勧めできません.
Annaさんの口腔内の状況や勤務する国の矯正歯科環境によって,日本で治療開始可能か判断が分かれる所です.歯並びが悪い状況を長く放置しておく事は,口腔衛生状態を悪化させう蝕や歯周病を進行させ矯正治療を難しくさせます.Annaさんが希望されるように,より良い矯正治療結果を得るためには早めに矯正治療を開始する事が必要です.まずは,矯正歯科医院で実際にお口の中を診察してもらい,Annnaさんの勤務状況や転医の可能性を伝え主治医とともに検討する事が現時点で最も大切な事だと考えます.ぜひ実際に矯正歯科医院に足を運び相談してください.
取り急ぎ回答とさせていただきますが,ご不明な点があればお気軽にお尋ねください.
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