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Nomal ポステリアディスクレパンシーとは /カトレア (07/11/02(Fri) 18:10) #3338
Nomal Re[1]: ポステリアディスクレパンシーとは /晝間@ひるま矯正歯科 (07/11/03(Sat) 11:30) #3340
  └Nomal Re[2]: ポステリアディスクレパンシーとは /カトレア (07/11/05(Mon) 15:08) #3341 解決済み!
    └Nomal Re[3]: e-kyousei の過去ログについて /カトレア (07/11/10(Sat) 10:42) #3356
      └Nomal Re[4]: e-kyousei の過去ログについて /晝間@ひるま矯正歯科 (07/11/11(Sun) 16:17) #3357


親投稿 / ▼[ 3340 ]
■3338 / 親階層)  ポステリアディスクレパンシーとは
□投稿者/ カトレア -(2007/11/02(Fri) 18:10:53)
    2007/11/02(Fri) 18:20:04 編集(投稿者)

    ひるま先生、こんにちは。
    自分で調べてもわからなかったので、お教えください。

    非抜歯を推奨する学派のホームページに以下の文がありました。
    『遠心移動なんてするとポステリアディスクレパンシーを作ってしまう』
    ここでいうところの「ポステリアディスクレパンシー」とはどのような意味なのでしょうか。また遠心移動によりポステリアディスクレパンシーを作ってしまうのは事実なのですか。

    「ポステリアディスクレパンシー」とは「posterior discrepancy」のことで直訳すれば素人の私でもわからないでもないですが、専門家に念のためお聞きします。

    宜しくお願いいたします。


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▲[ 3338 ] / ▼[ 3341 ]
■3340 / 1階層)  Re[1]: ポステリアディスクレパンシーとは
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2007/11/03(Sat) 11:30:06)
http://www.hiruma.or.jp
     ご承知のように、ディスクレパンシー(discrepancy)は不合、不一致、食い違いという意味の単語ですが、歯科矯正におけるディスクレパンシーとは「顎と歯の大きさの不一致」という意味で使われます。そのほとんどは、歯が大き過ぎるか、顎が小さいか、その両方のため、顎に歯が収容し切れずに叢生(そうせい:乱ぐい歯、でこぼこ)や、歯列(放物線状の歯のならび)が顎より広くなって、口元を突出させる不正(上下顎前突)の原因の一つになっています。(そのため、これらの不正咬合ことに叢生をdiscrepancy caseとよぶこともあります。)
     矯正歯科界でも、通常、ディスクレパンシーをアンテリア(anterior:前方)やポステリア(posterior:後方)という分け方はしていない(そういう呼び方はしない)かと思いますが、非抜歯矯正を唱道する人達は、よくある八重歯や下顎前歯部の不規則歯列に対し、歯列後方にある親知らずや第二大臼歯部に叢生を移動させるという批判に対し、ポステリア・ディスクレパンシーという用語を作って(使って)、『遠心移動なんてするとポステリアディスクレパンシーを作ってしまう』なんぞという批判は(当らない)、と論を展開させているわけです。
     <遠心移動によりポステリアディスクレパンシーを作ってしまうのは事実か>
     非抜歯矯正といっても親知らずは抜歯するのですが、そもそもトータル・ディスクレパンシーのあるケースだから親知らずが埋伏する(出て来られずに水平に埋まる)わけで、親知らずを抜いたからといって(ことに日本人の顎においては)新たなスペースができるとは思えません。当院に、非抜歯治療の治療経過に不安を持って訪れるセカンドオピニオン希望者や、転院を求めて見える患者さんの口の中を診ると、『遠心移動なんてするとポステリアディスクレパンシーを作ってしまう』という事実を、嫌というほど見せられます。
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▲[ 3340 ] / ▼[ 3356 ]
■3341 / 2階層)  Re[2]: ポステリアディスクレパンシーとは
□投稿者/ カトレア -(2007/11/05(Mon) 15:08:46)
    ご回答ありがとうございます。
    詳しい説明で理解できました。

    遠心移動はどうやら(ポステリアディスクレパンシーを作ってしまうため)原則としてやってはいけない処置のようですね。
解決済み!
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▲[ 3341 ] / ▼[ 3357 ]
■3356 / 3階層)  Re[3]: e-kyousei の過去ログについて
□投稿者/ カトレア -(2007/11/10(Sat) 10:42:56)
    2007/11/10(Sat) 10:45:36 編集(投稿者)

    ひるま先生、こんにちは。
    先日は質問に答えてくださり誠にありがとうございます。上記の疑問は解決しましたが、このたびはお願いがありまして同じスレッドで失礼いたします。

    ひるま先生が運営されているこの掲示板は、大変に充実した内容でしてとても参考になります。ひるま先生が約5年にわたり回答してくださった数々のコメントは一大資産ともいうべきもので、ありがたく拝読しております。
    過去ログを拝見していますとe-kyouseiの掲示板へのリンクが多々見られますが、そのリンク先の多くが今や「Not Found 404 ご迷惑をお掛けしております該当ページは削除または移動しました。」とのことで拝見することができません。もしよろしければ、e-kyouseiの掲示板でお答えした過去ログ(資産)も公開してはいただけませんでしょうか。


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▲[ 3356 ] / 返信無し
■3357 / 4階層)  Re[4]: e-kyousei の過去ログについて
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2007/11/11(Sun) 16:17:39)
http://www.hiruma.or.jp
    2007/11/11(Sun) 16:20:13 編集(投稿者)

     まず、これまでの拙いコメントの集積を<一大資産ともいうべき>と評価していただいたこと、素直にお褒めの言葉と解釈してありがたく承っておきます。
     e-kyouseiの掲示板「みんなの疑問Q&A」では、当院の所在地(東京都立川市)からとった立川先生の名で回答を書いておりましたが、先月末にインターネット環境のない所にしばらく出張する用事ができたため、迷惑を掛けないように質問を止める意味で一時的に「休診」にして、そのまま現在に至っています。
     再開すれば立川先生の過去ログは閲覧可能になるはずですが、当院の質問コーナーへの投稿がますます多くなり、内容も複雑化、高度化して資料を調べる必要性や、内容の匿名性からメール相談に代えたりなどで、回答書きに費やす時間配分に難儀していることもあって、立川先生の再開を先延ばしにしています。
     立川先生の再開は前向きに考えますが、e-kyouseiの掲示板「みんなの疑問Q&A」には他に5名の有能な回答者がいます。それらの先生の過去ログを、<検索>からキーワードで拾って読まれるのも参考になるかと思いますので、試してみてください。
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