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Nomal 歯の外傷と矯正治療 /くま (07/11/02(Fri) 14:11) #3337
Nomal Re[1]: 歯の外傷と矯正治療 /晝間@ひるま矯正歯科 (07/11/02(Fri) 19:49) #3339
  └Nomal Re[2]: 歯の外傷と矯正治療 /くま (07/11/05(Mon) 15:54) #3342 解決済み!


親投稿 / ▼[ 3339 ]
■3337 / 親階層)  歯の外傷と矯正治療
□投稿者/ くま -(2007/11/02(Fri) 14:11:56)
    はじめまして、7歳の息子の事でご相談したくよろしくお願いします。
    約1ヶ月前、事故により向かって右の前歯が根の深い所で折れてしまい(永久
    歯)口腔外科にて抜歯いたしました。
    抜けた部分に関しては小児歯科で相談するようにと紹介していただき、
    そちらの先生にお口の中を見て頂いた所、6歳臼歯が前に傾いている事、
    歯が大変大きい事などを考えると抜けた部分の問題だけではなく、
    歯並びがうまくいかないと思うので矯正歯科で矯正をしながら、
    その抜いた前歯の事も考えた方がよいでしょう、と言う事でした。
    娘も矯正していましたので、矯正の大体のことはわかるのですが、
    こういった特殊なケースの場合、どのように治療を進めて行くものなのか、
    教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。



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▲[ 3337 ] / ▼[ 3342 ]
■3339 / 1階層)  Re[1]: 歯の外傷と矯正治療
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2007/11/02(Fri) 19:49:38)
http://www.hiruma.or.jp
     永久歯根が深部で破折する程の事故とはお気の毒でした。ご子息は7歳で、向かって右の前歯ということは、上顎の左側中切歯(1番)を失ったと解釈して回答します。(歯の位置や呼び方については、下記のサイトを参考にしてください。)
    http://plus.e-kyousei.tv/html/shiru.htm
     まず、小児歯科医の「矯正歯科で矯正をしながら前歯の事も考えた方がよい」と言うアドバイスは、適切だと思います。ご子息の<歯が大変大きい>ということは、歯の大きさには相関関係がありますので、今後生えてくる永久歯はすべて大きいと考えなければいけません。
     昨今は、やみくもに非抜歯矯正(歯を抜かない矯正)を謳う向きが多いようですが、歯とそれを収容する顎の大きさが物理的に調和していなければ、そのまま並べてもどこかに無理が生じて、後戻りや機能上も審美的にも問題を残します。つまり、ご子息の矯正は、今回の事故による歯の喪失に関係なく、もともと抜歯矯正の適応である可能性が高いと承知しておいてください。
     恐らくご子息のケースは、歯の喪失がなければ通常どおり上下左右の永久歯(大抵は第一小臼歯、4番)を抜歯するところですが、左1番が欠損していますので、左上だけはそこを抜歯したことにして、2番を1番に、3番を2番に、4番を3番に代用する方法が一つです。
     もう一つ考えられるのは、通常どおり上下左右の4番を抜歯し、欠損した左1番にその抜去歯の一つを移植する方法で、移植歯を1番の形態に修正した症例はいくつか報告されています。これにはメリットもデメリットもありますので、担当医とよく相談してください。移植ではなくインプラントという方法もありますが、状況により出来ない場合や費用などでよりデメリットは大きいかと思います。
     いずれにしても、最終的には永久歯列(歯のならび)をどうするかという、長期的な視点で行われる矯正ですので、お母様には、納得のいく信頼できる矯正医選びが非常に大切と心得るべきかと思います。
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▲[ 3339 ] / 返信無し
■3342 / 2階層)  Re[2]: 歯の外傷と矯正治療
□投稿者/ くま -(2007/11/05(Mon) 15:54:06)
    大変丁寧にアドバイスを頂きまして、ありがとうございました。
    これからどの様な治療が始まるのか検討もつかず、不安におもっていましたが、
    色々教えていただき、とても参考になりました。
    どちらの矯正歯科でお願いするか頭の痛いところですが、先生のご意見を参考に
    慎重に選びたいと思います。
    本当にどうもありがとうございました。


    No3339に返信(晝間@ひるま矯正歯科さんの投稿)
    >  永久歯根が深部で破折する程の事故とはお気の毒でした。ご子息は7歳で、向かって右の前歯ということは、上顎の左側中切歯(1番)を失ったと解釈して回答します。(歯の位置や呼び方については、下記のサイトを参考にしてください。)
    > http://plus.e-kyousei.tv/html/shiru.htm
    >  まず、小児歯科医の「矯正歯科で矯正をしながら前歯の事も考えた方がよい」と言うアドバイスは、適切だと思います。ご子息の<歯が大変大きい>ということは、歯の大きさには相関関係がありますので、今後生えてくる永久歯はすべて大きいと考えなければいけません。
    >  昨今は、やみくもに非抜歯矯正(歯を抜かない矯正)を謳う向きが多いようですが、歯とそれを収容する顎の大きさが物理的に調和していなければ、そのまま並べてもどこかに無理が生じて、後戻りや機能上も審美的にも問題を残します。つまり、ご子息の矯正は、今回の事故による歯の喪失に関係なく、もともと抜歯矯正の適応である可能性が高いと承知しておいてください。
    >  恐らくご子息のケースは、歯の喪失がなければ通常どおり上下左右の永久歯(大抵は第一小臼歯、4番)を抜歯するところですが、左1番が欠損していますので、左上だけはそこを抜歯したことにして、2番を1番に、3番を2番に、4番を3番に代用する方法が一つです。
    >  もう一つ考えられるのは、通常どおり上下左右の4番を抜歯し、欠損した左1番にその抜去歯の一つを移植する方法で、移植歯を1番の形態に修正した症例はいくつか報告されています。これにはメリットもデメリットもありますので、担当医とよく相談してください。移植ではなくインプラントという方法もありますが、状況により出来ない場合や費用などでよりデメリットは大きいかと思います。
    >  いずれにしても、最終的には永久歯列(歯のならび)をどうするかという、長期的な視点で行われる矯正ですので、お母様には、納得のいく信頼できる矯正医選びが非常に大切と心得るべきかと思います。
解決済み!
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