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Nomal 教えてください /FUAN (07/06/23(Sat) 10:58) #2994
Nomal Re[1]: 教えてください /晝間@ひるま矯正歯科 (07/06/23(Sat) 17:48) #2998
  └Nomal Re[2]: 教えてください /FUAN (07/06/23(Sat) 20:26) #3000 解決済み!


親投稿 / ▼[ 2998 ]
■2994 / 親階層)  教えてください
□投稿者/ FUAN -(2007/06/23(Sat) 10:58:02)
    中学生の子どもなのですが、(1)前歯の1本が内側に生えている(2)軽い受け口で開咬 のため某矯正歯科で診断を受けました。

    (1)については、「まだ成長期なので上あごを側方に広げれば(内側に生えた歯を正常な歯列におさめる)スペースを確保できる。短期間の上あご側方拡張後、非抜歯で矯正。(2)の要因として舌が長いこともあり、口腔内のスペースを確保する点からもこれができると(上あごをひろげること)その点でもよい。

    (2)については、(1)の上あごの拡張にあわせて下歯列の側方拡張を行った上で、親知らずもしくはその手前の第二大臼歯を抜歯(2本)した後、顎を後方に矯正していく治療を行う。いずれの歯を抜歯するかは1長1短。矯正・開咬を直す観点からは第二大臼歯抜歯の方がよいと思うが、親知らずが生えて機能するまで3年はかかること、レンドゲン写真上問題はないが正常に生えるかどうかのリスクがあること、またたとえ正常に生えたとしても歯としては第二大臼歯ほど強い歯にはならないことなどのデメリットがある。

    との説明をうけました。

    全く知識がなく、貴HPを拝見させて頂いているのですが、このようなケースは具体的に見当たりませんでした。そこで、この治療計画に対する先生のご意見をお聞かせいただけないかと思い、質問させて頂きました。また、(2)で抜歯する場合、第二大臼歯を抜歯するといことで問題はないのでしょうか?

    具体的な診断材料のない中で恐縮ですが、可能な範囲でアドバイスを頂戴できると大変助かります。よろしくお願いします。







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▲[ 2994 ] / ▼[ 3000 ]
■2998 / 1階層)  Re[1]: 教えてください
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2007/06/23(Sat) 17:48:37)
http://www.hiruma.or.jp
     この先生の矯正に関する基本的な姿勢(治療哲学)は非抜歯矯正にあります。できる限り歯を抜かない、というのは耳に聞こえの良い言葉ですが、無理な非抜歯矯正は弊害をもたらすことは、このコーナーに寄せられた過去ログからも見ることができます。ちなみに、親知らずを抜くのは<抜歯矯正ではない>というのが非抜歯論者の言い分で、代わりに第二大臼歯を抜くことも<親知らずの代わりなのだから>という理屈ですから、お子様の矯正は基本的に非抜歯矯正ということになります。
     <この治療計画に対する先生のご意見を>
     お子様のケースが非抜歯矯正の適応なのか、それとも本来は要抜歯ケースなのかは矯正資料の詳細を見なければ分かりませんが、私見(あるいは所属する学派)は、<無理な非抜歯矯正はしない>考え方ですので、仮に抜歯が必要なケースと診断した場合、大臼歯を抜くという選択はありません。そのうえで、親知らずは時期(18歳以上でしょうか)が来たら、抜くかどうかの判断をすることになります。
     言うまでもなくお子様の矯正的詳細が不明ですので、<軽い受け口で開咬>というのが実際はどの程度なのか分かりませんが、この点の評価(資料分析の結果とその先生の治療哲学)によって治療方針から治療開始時期、装置などが大きく変ります。また、中学生といっても、この時期は一年生なのか三年生なのか、女子なのか男子なのかで資料の評価が変ります。それは成長発育との関係があるからですが、<軽い受け口と開咬>という状態は、長期的な視野で考えると不確定要素が多く楽観できないケースと見ます。
     開咬が舌と強い因果関係にあるのは一般的に確かですが、舌に関して<舌房が狭いと舌癖が出るとは限らない>と考えています。舌癖が起きるのは別の要因によると思うからですが、それ以上に舌の長短、大小は分かりにくいもので、それゆえ<舌房を広くすればいい>とも思っていません。

     <先生のご意見を>という言葉にそって、投稿から読み取れる範囲の中で<私見>を述べました。当院との方針とは明らかに異なることもあって、この回答にお母様は当惑、困惑されているかと思います。改めて別の矯正専門医に診てもらい、同じ方針であればそれで良し、異なる見解を示されたら納得のいく説明を聞いた上で、どちらかに決める、というのもあっていいかと思います。
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▲[ 2998 ] / 返信無し
■3000 / 2階層)  Re[2]: 教えてください
□投稿者/ FUAN -(2007/06/23(Sat) 20:26:44)
    No2998に返信(晝間@ひるま矯正歯科さんの投稿)
    早速、ご丁寧な回答をいただきありがとうございます。
    この治療は、いわゆる非抜歯治療なのですね。
    このHPで無理な非抜歯の弊害につきましては良く理解したところです。この先生も「抜歯治療もするが、このケースは非抜歯でできる。やった方がよい」との判断だそうですが、どうもそれをふまえても、ひるま先生とは大きく方針が違うようで、少々困惑しています。
    ちょっと素人には判断のつかないレベルのようで、ご指摘の通り別医の診断を受ける等して慎重に考えた方がよいのでしょう。少し考えてみることにします。
    お忙しいところ、大変貴重なアドバイスをいただきありがとうございました。


解決済み!
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