| ご質問には2つの意味があり、一つは医療事故、もう一つは納得のいかない治療結果といえるかと思います。 矯正の外科手術は基本的に安全度の高い手術といわれていますが、医療事故については、痺れや麻痺が強く残る後遺症の問題と手術を含む入院中の事故があります。過去に死亡事故がありましたが、麻酔科による術中管理に問題があったケースと、手術後の気道管理に問題があって事故を起こしたケースと記憶しています。痺れや麻痺がとれない強い後遺症は術者の技量に帰することで、統計的な数値はおそらく各外科教室のみが把握していると思います。 せきさんのご質問の主旨は<納得のいかない治療結果>のことだと思いますが、外科矯正は、患者さんにとっては美容成形に似た期待があり、その基準がかなり主観的なこともあって、手術は成功しても治療結果に不満を残す患者さんはいます。それは、この質問コーナーでも見ることが出来ますし、「Comment ca va?/ 矯正・外科手術日記」の投稿に見ることもあります。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/ この点については、担当の外科医および矯正歯科医との術前のコミュニケーションが大切で、不満を残すケースはここに問題がある場合が多いように思います。
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