| 矯正治療によるブラックトライアングルの出現を心配されていますが、andさんがこれまで続けてきた歯の磨き方や、その結果である歯周組織の状態によっては、<出るべくして出ること>そして<それは防げない>、ということを、まず頭に入れて置かれた方がいいでしょう。 ブラックトライアングルの出現は、直接的には歯周疾患によりますが、その誘因として誤った矯正の治療方針や歯の移動があります。そのすべては矯正医に委ねられますので、初診(診断)時にでも、ブラックトライアングルについて納得のいく説明を受けておかれることをお勧めします。 2003年の、矯正治療中にできた虫歯に対する東京地裁の判決以来、矯正歯科医院では、矯正患者さんの口腔衛生管理がより厳格になりましたので、andさんの歯の磨き方については、その矯正歯科医院で具体的に指導するはずです。つまり、歯の磨き方には個々の習慣があるため、何が悪くてどうすればいいか、個別に指導するしかないのが本当のところだからです。 矯正治療後のブラックトライアングルの出現や、歯肉退縮に関する悩みがこの質問コーナーにも増えてきました。矯正医としては、この件での訴訟問題が起きないよう、十分な説明と治療中の配慮が必要と感じています。
andさんのブラッシングに対する具体的なアドバイスは、下記のサイトの先生の方がより確かですので、そちらで相談してみてください。 http://hamigaki.sutekinaha.com/ なお、個人的には、どのようなものにせよ手用の歯ブラシと市販のペーストでは、満足のいく刷掃はできないと思っています。詳しくは予防歯科に主体をおく歯科医に相談されることですが、そのキーワードはPMTCです。
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