| オープンバイト(開咬)と一口にっても、その成因と形態などから治療方法やその予後は色々で、実際の口腔内を拝見してみないかぎり何ともいえませんが、12歳2ヶ月で手遅れということはなく、何らかの方策はあるはずです。 ただ、いただいた投稿から推測されるのは、お嬢様には強い舌僻があり、それが開咬の原因になっていそうです。舌僻と開咬の関係は。卵が先かニワトリが先かという問答に似て何ともいえませんが、舌癖に関する情報は今後のためにも得ておいて損はないように思います。たとえば少し古い質問ですが、下記の回答などを参考にしてください。 http://www.hiruma.or.jp/cgi-bin/treebbs/cbbs.cgi?mode=all&namber=66&type=0&space=0 この回答の中にも出て来るかと思いますが、舌癖の除去トレーニングを(口腔周囲)筋機能療法、通常英語の頭文字をとってMFT(マイオファンクショナル・セラピー)といって、機能学派の先生方は積極的に治療の中に取り入れています。舌癖のトレーニングについて説明しているサイトがありますので、?承諾を得ていませんが勝手に引用させていただきます。面識のない先生のHPですが、優れた内容ですので参考になさってください。? http://www2s.biglobe.ne.jp/〜ohara/muscle/mft.html (htmlまで一度すべてを範囲指定してコピー&ペーストしてください。?) また、日本口腔筋機能療法研究会(MFT研究会)という会があり、そのHPは関係者以外にはあまり役に立つコンテンツはありませんが、リンク先の下段に参考になりそうなサイトが貼ってありますので、暇な時にでも覗いて見てください。? http://www.otakahashi.com/JSMFTtop.htm
舌僻による開咬と推測される理由は、<歯列は正常、また出っ歯でもありません。歯が小さめで隙間があります>という所で、通常は内側の舌に押されて歯列は前方に広がりますので、歯列はまず凸凹がなく、素人目には正常と写ります。また、押し広げられた分、歯の間に隙間のできることはよくあることです。 開咬が歯牙歯槽骨(つまり歯の部分)だけに留まっているか、上下の顎の関係にまで及んでいるかどうかが、将来、外科矯正になるかどうかの一つの目安ですが、まずはともあれ、矯正歯科に一度足を運んで説明を聞くのが早道です。
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