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Nomal 外科矯正と美容整形の境界 /takashi (05/08/07(Sun) 22:40) #1510
Nomal Re[1]: 外科矯正と美容整形の境界 /晝間@ひるま矯正歯科 (05/08/08(Mon) 11:53) #1511
  └Nomal Re[2]: 外科矯正と美容整形の境界 /takashi (05/08/08(Mon) 13:09) #1512
    └Nomal Re[3]: 外科矯正と美容整形の境界 /晝間@ひるま矯正歯科 (05/08/08(Mon) 15:04) #1513


親投稿 / ▼[ 1511 ]
■1510 / 親階層)  外科矯正と美容整形の境界
□投稿者/ takashi -(2005/08/07(Sun) 22:40:33)
    幼少の頃、骨格性下顎前突と診断され、大学病院でチンキャップ、マルチブラケット、牽引ゴムを使用した歯列矯正を行いました。高校生まで治療していました。

    咬合はよくなりました。しかし、オトガイ部が多少前突しています。顎の骨が厚いな、と感じます。
    質問ですが、セファロ分析でもし一応正常の範囲内でも、外から見てどこか不自然であり、また本人が気になっている場合、より矯正治療のゴールとして患者が満足のいく結果を望む場合、行う手術は外科矯正と呼べるものでしょうか。美容整形ということにはならないでしょうか。また、私の場合、オトガイ形成術を施行するのでしょうか。
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▲[ 1510 ] / ▼[ 1512 ]
■1511 / 1階層)  Re[1]: 外科矯正と美容整形の境界
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/08/08(Mon) 11:53:08)
http://www.hiruma.or.jp
     まず、当院の外科矯正をお願いしている形成外科医の論文から、文章を少し平易にしてここに引用します。
     「形成外科は本来、先天的ないし後天的な形態異常や機能障害に対して、手術手技を用い可及的に正常に近い形態、機能を再建することを目的とした再建外科と、正常ないしはほぼ正常な形態を、さらに審美的に改善することを目的とした美容外科に大別される。ただし、これらの間に明確な境界があるわけではなく、再建外科のゴールは美容外科である一方、美容外科の技術的基盤は再建外科である。すなわち両者は表裏一体をなすものである。」
     以上のことを踏まえたうえで、外科矯正とは、あくまでも顎口腔機能の形態と機能の改善を目的とした医療ですので、口腔内に矯正装置が入らない状態で、かつ顎口腔の機能改善と結びつかない形態の改善手術は、正式には外科矯正とは呼べません。そのため、顎離断手術と併用するオトガイ形成手術は、外科矯正内として保険の適用になりますが、外科手術と別の機会にオトガイだけの形成手術をすると、保険が適用されません。その意味からいえば、単独のオトガイ形成手術は美容外科(同義語ではありませんが一種の美容整形)ということになります。
     <私の場合、オトガイ形成術を施行するのでしょうか>
     これは、takashiさんの矯正的詳細を見た矯正医だけしか判断できません。
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▲[ 1511 ] / ▼[ 1513 ]
■1512 / 2階層)  Re[2]: 外科矯正と美容整形の境界
□投稿者/ takashi -(2005/08/08(Mon) 13:09:01)
    その顔貌の変形の原因が骨格性下顎前突でもでしょうか。
     
    過去ログに、矯正後顔貌に異常があれば、貴院では、積極的に外科矯正を勧めているとかいてあるものがありましたが。
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▲[ 1512 ] / 返信無し
■1513 / 3階層)  Re[3]: 外科矯正と美容整形の境界
□投稿者/ 晝間@ひるま矯正歯科 -(2005/08/08(Mon) 15:04:45)
http://www.hiruma.or.jp
     顔貌の変形の原因が骨格性下顎前突であったとしても、することがオトガイの形成手術だけであれば、考えは先の回答で書いたとおりです。過去ログに書いたのは(今でも同じですが)、下顎前突(受け口)を一度矯正治療した人が、成長発育を終えた年齢になって、下顎前突特有の顔貌を主訴にあらためて改善を求めた場合、顎変形症の診断のもとに<術前矯正>をし<顎離断手術>の後<術後矯正>をするという、外科矯正一連の手順を踏んだ再治療を積極的に勧めます、という意味です。
     また、過去ログにもありますが、当院では<下顎前突の症例で>顎離断手術と一緒にオトガイ形成をしたケースはなく、同様にオトガイ形成だけをしたケースは一例もありません。その様な観点から、仮にtakashiさんを当院で診察した場合、オトガイ形成だけでいいという判断はまずないだろうと、経験的に思います。
     takashiさんのご質問で一点、いまいち主旨が分かりにくいのは、もしtakashiさんがオトガイ形成だけを望み、(矯正医にせよ、口腔外科医にせよ形成外科医にせよ)医師がそれだけで良しと判断したら、その手術の名前が美容整形であっても外科矯正であっても、診療名にこだわることはないように思うのですが。
     診療科名がどちらにせよ、実質それで何かが変るわけではありませんし、いずれにしても健康保険は適用されませんので、タイトルにあるような、外科矯正か美容整形かのこだわりは無用かと思います。ただ、診察を受けるのであれば、外科矯正に造詣の深い矯正医か口腔外科医、あるいは形成外科医に委ねるべきで、偏見を承知でいえば、美容整形ではない方が無難というのが回答者としての見解です。
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