| <そのことが原因で噛み合わせが悪くなった>という見解は、どうでしょうか。推測でしかいえませんが、原因は、今のゴムの掛け方や強さの問題と、術前矯正の仕上げ方(それによって手術時の咬合関係が決まります)の、どちらかの問題のように思います。 当院の外科矯正症例は、依頼する先生(形成外科医)の考えからすべてloose fixation(細いワイヤのみによる固定)で、弥生さんのケースと同じと考えられますが、それで<余計に支障が生じてきたよう>とは考えられません。 現在、手術の主流はSSRO法ですが、手術法がIVROであることに原因があるかどうかは分かりません。SASにゴムを掛けていることは、何らかの原因になっている可能性があるように思います。 弥生さんのいう咬合不全はどのような不正咬合(下顎前突とか開咬とか)だったのでしょうか。それにもよりますが、本来、術後4週間であればゴムの力でまだ十分咬合の改善は可能だと考えますが、矯正医の見解が<3週間様子を見て酷いようならまた手術>ということでしょうか。 今の進め方では、再手術しても繰り返しになるように思います。術前矯正のあり方、手術方法、顎間固定法、ゴムなど、再発を防ぐためにも、後戻りの究明とその説明を求めることが必要かと思います。
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