| 恵美さんのご質問はすぐれて一般医科的問題で、矯正医がお答えするには領域から外れますので、以下、間接的なコメントで恵美さんへの回答とさせていただきます。 <金属アレルギー> 万が一、術前矯正が終わったあとに金属アレルギーのために手術ができないとなると大変ですから、まずは皮膚科あるいは外科を担当する医師のところで確認することが先決ですが、金属アレルギーは、金属すべてに対してアレルギーを起すものではないので、固定する金属にアレルギーを起すかどうか、まずはキチンとバッジテストを行なうことです。 この問題はインプラント(人工歯根)などの場合にも当てはまることから、その材質は、生体親和性に富んだチタンなどの金属合金を用いてその危険性を排除していますので、金属アレルギーのために外科手術ができないという可能性は少ないように思います。 ただ、外科矯正は保険が適用になりますが、その際に使用されるブラケット(矯正装置)は金属のみしか使えませんので、その点の方が重要なポイントになるかと思います。 <軽い膠原病等> 申し訳ありませんが、この問題はまったく領域外でお答えできません。まずは恵美さんが掛かられている先生にご相談され、良しとなったら、次に外科矯正の手術を担う口腔外科医か形成外科医に相談されることでしょうか。これは<動悸や不整脈>についても同様です。 <オトガイ形成> オトガイ形成の患者さんが少ないのであまり確かな情報は持っていませんが、同時手術が一般的ですし、それ自体は大きな手術ではないので、色々不安材料をお持ちの場合でも、外科手術そのものが可能であれば、同時手術でも問題ないと考えます。
ともあれ、まずはそれぞれの担当医師に伺うのがベターなあり方かと思います。また、すでにご承知かも知れませんが、下記の外科矯正患者さんのコミュニティサイト「Comment ca va?/ 矯正・外科手術日記」で情報を集めてみてはいかがでしょうか。ことにbbsには色々な意見が懇意に寄せられているようです。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Apricot/5273/
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